【松原みき/CD】

>松原みき(1959〜2004)の歌手として、またアルバムなどを発表した活動期間は 主に1980年代前半。

《BLUE EYES》 ★
___(PonyCanyon PCCA50030)
*P1984(/Rec.) CD2009

◇Arr.: 前田憲男

01)Love for Sale (C. Porter)
02)Misty (E. Garner / J. Burke)
03)You'd Be So Nice to Come Home to (C. Porter)

04)Wave (A. C. Jobim)
05)Love Letters (V. Young / E. Heyman)
06)Cheek to Cheek (I. Berlin)

07)You've Got a Friend (C. King)
08)Tea for Two (V. Youmans / I. Caesar)
09)When You Wish upon a Star (L. Harline / N. Washington)

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・POPSシンガーとして記憶される松原みきですが、彼女が1枚だけ残したJAZZ&スタンダード・アルバムがこの盤です。一聴してよくわかるのが、彼女のジャジーなセンスの良さかもしれません。特にエロール・ガーナーの名曲 “Misty” の雰囲気の醸し出し方は見事なほど。25歳の頃の録音ですから、叶わぬこととはわかっていても、後年(30代半ばあたり) でも こういうアルバムをあと一枚だけは吹き込んでおいて欲しかったとつくづく思っています。
・最近では意外に取り上げる人の少ないヴィクター・ヤングの曲 “Love Letters” を (ヴァースから) 歌っているのも貴重です。また全体として前田憲男の編曲もなかなか手堅く、このアルバムの魅力を高めている気がします。 🐾
(2017.2.11)