【シビル・シェパード/CD】

《Mad About the Boy》☆
__(Crepuscule / TWI 470-2)
*1976/Rec. P1978:CD1986

◇Arr.: Oscar Neves
◇Stan Getz /ts, Frank Rosolino /tb, Terry Trotter /p ....

01)Triste (A. C. ジョビン)
02)I Can't Get Started〔言い出しかねて〕(V. デューク / I. ガーシュイン)
03)Please Don't Talk about Me When I'm Gone〔私の噂を立てないで〕 (S. H. ステップ / S. クレア)
04)This Masquerade〔マスカレード〕 (L. ラッセル)
05)Mad About the Boy (N. カワード)

06)I'm Old Fashioned (J. カーン / J. マーサー)
07)It Never Entered My Mind (R. ロジャース / L. ハート)
08)Speak Low (K. ワイル / O. ナッシュ)
09)I'm Falling in Love Again (M. ルグラン)
10)Do It Again (G. ガーシュイン / B. G. デ シルヴァ)

……⌘⑤

■ モデルや俳優としても活躍し有名になったC. シェパードは、もともとは歌手として活動していただけに、一聴するだけで、なかなかの歌い手であることを実感できます。同時に女優としての演技経験もあいまってか、このCDでもそれぞれの曲の表情をよく引き出している、言い換えれば (一本調子にならず)曲にあわせた歌い方が無理なくできる人のようにも思います。高域がスムーズに、か細くならずストレートに伸びるところも特筆できます。

■ だからかもしれませんが、聴いていて一枚あっという間に聴き終わってしまいます。2曲目のバラード、ヴァースの部分を聞くだけで、私などはこの人上手いなぁ…と手放しで思ってしまったのでした。
(2017.01.28)


《At Home with Cybill》 *
___(River Siren Prod./US RSM-003-2)
*CD/2004

◇Tom Adams /piano (#additional vocal)

01)I've Learned a Lot about the Blues (S. Eikhard)
02)My Romance (R. Rodgers / L. Hart)
03)Sophisticated Lady (E. K. Ellington / M. Irving)
04)I Could Write a Book (R. Rodgers / L. Hart)
05)You Took Advantage of Me (R. Rodgers / L. Hart)

06)Someone to Watch over Me (George & Ira Gershwin)
07)Begin the Beguine (C. Porter)
08)Fields of Gold (Sting)
09)Graceland Revisited (T. Adams / C. Shephard) #
10)Why Don't We Run Away (D. Zippel / B. Sommers)

11)If I Had My Way (S. Eikhard)
12)The Child in Me Again (P. A. Dinerman)
13)I Have Dreamed (R. Rodgers / O. Hammerstein II)
14)All of Me (G. Marks / S. B. Simons)

……⌘③

■ ピアノ伴奏のみによる、彼女の自宅で制作されたアルバム。ピアノ伴奏するトム・アダムスと彼女の作品や、スティングの曲、あるいは (カナダのシンガー ソングライター) シャーリー・エイクハードの2曲などが、スタンダードに混じって収録されています。特にこのエイクハードの曲は、このアルバム全体に対して、アクセントをつけているような気がします。
また、最後のトラック “All of me” は、ピアノの伴奏ではなく、シビル本人がウクレレを弾きながら歌っているようです。一層アット ホーム感が出ていて面白く聞きました。
(2017.02.06)