ゲーデル的常識の壊し方
昨日に引き続いて、今日も哲学関連で。
クルト・ゲーデルです。
オーストリア・ハンガリーを拠点に
した20世紀の哲学者・数学者です。
ゲーデルは「不完全性定理」 という
言葉で有名です。
私は数学者ではないので、その定義の
詳細なところまでは理解出来ないの
ですが、私の理解の範囲で言いますと
「数学の完全性を求めれば求める程、
その不完全性が明らかになる。」
もしくは、
「完全(と思われている)なものが、
その完全さを証明することは出来ない。」
シンプルで無駄の無いものと
思われていた「数学」の根本を
証明しようとなると、結果、
求める答えとは反対の結果を
出してしまう。
これを初めて知った時には
すごくびっくりしました。
自分の専門分野において、
自分の立っている場所を疑い、
壊す、といった行為が、結果
更に自分の立ち位置を明確に
することにつながりました。
哲学の基本は、当たり前と
思われているものを全て
疑うことです、例外は無しで。
人間はトラブルを乗り越えていく
事で成長するものだとしたら、
哲学は非常に役に立つ道具です。
現代風に言うと「質問力」でしょうか。
常に自身に対して、設問し、それを
乗り越えていく。偶然にも居心地の
よい場所にいてしまうと、疑問が
無くなり、自身に対する設問を
しなくなるために、不自然な存在に
なるのだと思います。
この設問のチカラによって、自身の
常識の彼岸に何度も働きかけ、
拡張していけば、これが懐の大きな
人間になる道だと思います。
そして、一番大事なのは、答えありきの
設問をしないこと。現状に満足する
ためにするのではなく、現状、
自身が存在している理由まで問うような、
そんな設問をすることだと思います。