昌磨君、お元気ですか。
昌磨君の大好きな米津玄師を聞いていますよ。
米津さんは、5月20日でハチ名義10周年だそうですね。
そこで、今日はちょっと次女の思い出話を書いてみたくなりました。
昌磨君風味薄目ですが、ごめんなさい。
10年前、ボカロ好き次女は、ハチさんの曲をカラオケでよく歌っていました。
だから私的にも、米津よりハチのほうが馴染みがあったりします。
次女が、大学を中退して、アニメーションの専門学校に通い始めた頃でもありました。
次女は、”困った子”でした(笑)
中学高校通して「遅刻王・欠席王・ノー勉強」と学生3大苦。いつも進級できるか
できないかのギリギリで、私は神経が休まる時がなかったとです。
あの子の世界は、イラスト(を描く)・コミック・アニメ・ゲームで埋め尽くされていて
ノートも教科書も答案用紙の裏もイラストがいっぱい。
朝は起こしても起こしてもなかなか起きず、起きても支度が超のんびり。
母親はハラハラです。
朝起きて毎日学校へ行く
そんな普通のことが何故うちはこんなに大変なの~~~~
毎日祈ってました。「神様、普通に朝起きて学校に行ける子にしてください。
将来は、普通に朝起きて会社に行ける大人にしてください。
せめてそれさえできれば、それ以上は望みません」
なんとささやかな祈りですが、私は必死でしたよ。
うちは娘が二人。おねえちゃんは、全然違っていて、自分で早起きして自転車すっ飛ばして朝練(ダンス)に出かけて行く子。 進学校に通いながら、ダンス部とバンドと新聞部を
掛け持ちして、工業系の国立大学・大学院を卒業して、土木技師になりました。
一方下の子は、母のささやかな祈りさえ聞かれず・・・・
で、高校生活が終わるころ、私はふと「(将来)毎朝早く起きて会社に行くのが普通という
枠を取り外してみようか」という考えに至りました。毎朝出社しない職業もあるし、とりあえず
附属大学に進学してから、娘とじっくり話し合ってみよう、と。
そうそう、だいぶ前の話ですが、昌磨君はNHK杯の「みどりの部屋」でこんなことを
言ってましたね。(ようやく昌磨君登場)
「僕すごい毎日仕事してる人とか見て、すごい尊敬するんですよ。毎日毎日朝早
く起きて夜まで仕事して、ホントに凄いなって、僕には絶対ムリだなって」
この発言に、意地悪なネットでは”あきれた” ”そんなこともできないの”とか
生活力がないとか言われていましたが、
あれだけ試合もオフの仕事も責任感を持って立派にこなしている昌磨君に
あんたら、何言うだ~~ですよ
毎日朝早く起きて判で押したように出社するだけが、仕事じゃないじゃん。
昌磨君、めっちゃ働いてるじゃん!
それに、私は、昌磨君は生活力あると思ってます。関心がない事はとことんやらない
だけで、ほんとにその気になったら、やれちゃう人だと思う。
なにより、働いている人への尊敬の言葉
毎日働いている人の励みになるよね~~~エライわ、おぼっちゃま
長くなりましたが、専門学校に行った後の次女の事をお話しして終わりにします。
あれから10年ーーー
次女は、専門学校を卒業して、アニメーターを経て、漫画家になって今に至っています。
マイナーな雑誌社ではありますが、まがりなりにも連載の仕事を途切れることな
くいただいています。
アニメーターも漫画家も鬼激務です。作業工程に従って締め切りが細かく設定されていて
毎日カレンダーと睨めっこ。遅刻王のあの子が原稿を落としたことがないのは奇跡です。
好きなカラオケにもほぼ行けず、友達と遊びに行くのは年に数回。
たまの外出は編集者さんとの打ち合わせかコミケ、それで稼ぎは雀の涙。
とにかく来る日も来る日も描き続けています。
それでもオラこんな職業いやだ~~~と言わないのは
やっぱ好きやねん~~だからでしょう。