春の論文模試も終わり、直前答練が始まる時期となった。
5月中旬から7月中旬に実施されるのだが、直前期ということもあり、アウトプットの最後の機会であり、この時期の過ごし方で合否が決まると言っても過言ではない。
特に6月は本当にきつかった。
Tacの直前答練だけでなく、大原の直前答練も受講していたからだ。
私が大原を受講した理由は、去年企業法を的中していたのと、演習をもっと増やしたかったから。
今になって思うのは、二大予備校の直前答練を受講して正解だった。
実際、2015年も企業法が的中し、本番慌てずに取り組むことができた。個人的には、企業法の先生では大原が一番良かった。
租税法や監査論も解説講義など、大変役に立った。
もう一度受験生に戻るなら、大原とTac、きついが両方とも直前答練を申し込むだろう。
こうして平日のほぼ毎日、答練を消化する日々が続いた。
午前はTac、午後は大原と、午前と午後で勉強する予備校が違うのはよくあった。
いつの間にか6月下旬となり、5月短答の合格者数が発表された。
前年より合格者が50%も増やされたのは衝撃だった。
周知の通り、5月短答受験生の合格率は低い。
5月短答合格者が増えれば、そのぶん短免や12月短答合格者は有利となる。
しかも、アカスク生は12月の短答に60%の得点だけで短答を合格している。
就活市場も完全な売手である。
来年以降、受験生が増える可能性だってあるし、今年が最も受かりやすいのでは。
最大のチャンスが到来していた。
今年は何としてでも合格しなければならない。
そうこうしているうちに、あっという間に7月全答がやってきた。