5月に仕事が終わり、6月から勉強に専念出来る環境が整ったのだが、すぐにはエンジンがかからなかった。



だが、直前答練がすぐに始まり、勉強のペースを戻すことが出来た。



それからは答練の日々。



答練を解いては解説講義を聴く毎日を過ごした。



アウトプットを重視したため、実力は上がっていった。



7月の論文模試は、得点比率を40の後半まで伸ばすことができた。



それでも合格基準までには全然至らなかった。



Tacの全答の成績を見たときは、本当に今年は諦めようかと思った。




今年は手を緩め、来年で確実に受かるようにするか?




いや、それは単なる逃げであり、とにかく全力で本番まで過ごすことが大事だ。



仮に今年落ちたとしても、来年に繋げられる落ち方をしようと誓った。




そして、以前のブログで書いたが、7月下旬は後悔ばかりしていた。



何故、自分は今まで勉強を怠ってきたのだろう。




何故、統計学を選択したのか。




失った時間は二度と取り戻すことはできないのに、このような不毛な自問を繰り返しながら、さらに時間が過ぎていった。



結局、受かるための戦略が欠けていたのだ。



合格するためのマインドも足りなかった。




このことに気付いたのは、半年後であったが、当時は毎日が必死だった。



だが、既に諦めかけていた受験生で、この生活から逃げ出したい、とも思っていた。




最後まで諦めずに合格まで辿りつく人が本当に尊敬できる。




私はもう一度、原点から考えることをした。




何故、公認会計士試験に挑戦したのか?




答えは、即答だった。




自分を奮い立たせ、最後の二週間はふっきれた。





あっという間に本番を迎えた。