マーク式であるにもかかわらず、発表は大体試験日より一ヶ月以上かかる。



発表は1月中旬だった。




当日は出張先にいた。



流石に自己採点で4%ボーダーより上回っていても、落ち着かなかった。




前回のマークミスもある。





仕事をしながらで結果を見れなかったので、出張先のトイレで合格を確認した。




まずは大方の予想通り、ボーダーが70%であった。




合格者は1003名。




そして、無事に自分の番号を見つけることができた。




3回目にして短答を突破した。





10年間、失いかけていた自信をようやく取り戻すことができた。





これで、ようやく論文の勉強をすることができる。




12月短答合格者は、論文の合格率が最も高いことで有名である。



5月短答組より論文の勉強を長くできるし、過年度合格者よりも計算力が高いからだ。




この事実を知っていただけに今年の論文はいける、と思った。




一気に将来に希望が見えたし、これなら2年で合格できそうだ。




とりあえず冬の間は休んで、春から勉強を本格的にしていこう。




そうした漠然とした計画を抱きながら、次の論文試験に向けて勉強することになった。