会場は三回連続となった明治大学である。




建物は一回目の短答と一緒だった。




試験が始まって、企業法の問題用紙を見たとき、かなり驚いたのを覚えている。




おそらく、全国の受験生も動揺したことだろう。




問題数がいつもより少ないのである。




そのため、一問あたりの配点が高くなっていた。





問題用紙を開いたら、選択肢が5択ではなく、6択となった。





初めて企業法が6択となった回であった。





この回以降、選択肢は6択になっているようである。





しかし、企業法の難易度はいつも通りに感じた。






感触では、8割はいった感じだったと思う。




次の科目は、管理会計と監査論である。




これらの科目も問題数がいつもより少なく、6択となっていた。



しかし、監査論はその分易しかった。



管理会計も解きやすい。




私は試験中、初めて短答の合格を確信した。




財務会計論もまずまずの手応えであった。





終わった後は、翌日に出張があったので、前泊するためにホテルへ向かった。





カプセルホテルだったため、短答の自己採点は、狭いカプセルの中でした。




自信があった企業法から採点したのだが、最初から雲行きが怪しくなった。



64点だったからである。





頭が固まってしまった。






やはり今回も駄目か。。





8割近く得点出来たと思っていただけに、これにはショックだった。





不合格がよぎった。




しかし、次の監査論から逆転が始まった。




88点・・!!!




初めて9割近くの点数を叩き出した。





真夜中であったが、企業法の点数が低かった分、最高に嬉しかった。





管理会計




71点



監査論と同様、過去最高の点数を取った。




財務会計




144点



初めて個別の総合問題で満点をとった。



これも自己最高である。



総合は、73、8%。




マークミスさえなければ、間違いなく合格である。




ようやく3回目にして、短答を突破出来ることになった。