5月短答に失敗し、途方にくれていたが、いつまでもくよくよしてられない。



まず、受験生を継続するか考えた。




この答えはわりとすぐに出た。





継続を選んだ。





ここまで来たのだから、諦めるのは勿体無い。



今まで費やしてきたコストや時間が全て無駄になってしまう。




もう1年頑張り、来年駄目だったら諦めよう。



たかだか1年目で、5月短答がプレッシャーに思っていることがそもそも間違いなのだ。



受験期間が長い先輩に失礼である。




また、ここで諦めてしまうと、さらに失敗を積み重ねてしまい、本当に何も成し遂げなくなってしまう。



そんな人生は嫌だった。




そこで、万が一会計士受験を失敗した場合の保険をかけることにした。



少し保険が多いかもしれないが、備えあれば憂いなし、ということで、公務員試験、税理士試験、民間の就職活動を考えた。




国税専門官は、受かれば3年間名簿に残り、会計士試験と共通する科目があるため、受ける分に負担は少ない、ということで受験することにした。




税理士試験は、簿記論、財務諸表論を受けることにした。



2科目あれば、会計事務所に就職しやすいと判断したためだ。



民間の就活もすることにした。



既に資金が底を尽きており、また、何かしらの実務経験が欲しかったので、就職活動をした。



国税専門官は無事2次試験を突破し、合格者名簿に残すことができた。


税理士試験は、どちらも失敗に終わった。対策があまり出来なかったのもあったが、難しい試験だった。



民間の就活は短期間の契約ではあったが、初めてのフルタイムの勤務の内定を得た。




三本の矢の戦略は、まずまずの結果だったと思う。



これで会計士試験に失敗しても、最悪でも公務員になれる。




こうして、後顧の憂いを無くし、仕事をしながらではあったが、12月短答に向けて、勉強を再開することになった。