再び、両親がアメリカに上陸。
前回訪問時の珍事件簿を覚えてる人もいるのでは。
http://ameblo.jp/riveroaks/day-20060328.html
つい先日のことのように思うけど
あれから2年以上経ったんだなぁ・・。
今回もやはり事件は発生。
しかも初日。
犯人はやはり父。
■5/30(金)
事件の経過を辿ると・・・
初日に、サンフランシスコ空港へ車で迎えに行き無事再会。
飛行機が1時間ほど遅れたものの無事に到着。
とりあえず疲れてるだろうから、と
この日泊まるホテルのチェックイン時間はまだなので我が家へ。
この時点で母は、「時間がもったいないからサンフランシスコへでも
行くのかな、と思った」と。
父もその案にまんざらでは無い様子。
ロングフライトの疲れや時差ボケとは無縁のたくましい両親。
じゃあ、せっかくだからどこか行こうか?と
車で40分ほどのギルロイという街にあるアウトレットモールへ。
ここにはコーチのアウトレットショップもあるので
コーチ好きの母には欠かせないスポット。
コーチショップでしばし物色する母。
悩んだ結果、超特価の肩掛けバッグを購入。
なぜかその一つだけ他の同じものより値段が安くて
とてもお買い得。
いい買い物ができたね
後日また別なコーチアウトレットショップに行く予定なので
ここでのお買い上げはこれ一つ。
その後、私リクエストでルクルーゼショップへ。
前から欲しかったグリルパンを購入。
(これもプチ事件。傷を見つけて後日交換することに・・・)
それから、父リクエストでゴルフウェアショップへ。
前回訪問時にこの店でAshworth というゴルフブランドの
キャップを買って帰り、地元で愛用していたところ、
とあるスーパーの店先で見知らぬおじさんが
父をじーーーーーっと見つめてから一言
「その帽子、どこで買ったんですか?」と。
話を聞けば、Ashworth が大好きなその方
ウェアはAshworth で揃えたものの
キャップが手に入らなくて困っていたそう。
すかさず「アメリカにいる娘のところで買ったんです」
と誇らしげに回答したらしい父。
ということで今回も訪問欠かせない店。
しばらーく悩んだ結果またもやキャップをチョイス。
同じキャップを父自身と、母の兄にとひとつずつ。
2つ買うと、2個目は半額、というセール中で
2個目はなんと約$3!!
さっそく、お買い上げのキャップをかぶってご満悦の父。
更にしばしモールをぶらついて
とあるショップで服を物色する父。
そんな父が「これいいなぁ」と。
手にしているのは、普段落ち着いた色の服ばかりの父にしては
珍しく、青や赤やピンクや黄緑や黄色のギンガムチェックの生地が
パッチワークのように合わさったポップなシャツ。
私「いいじゃなーい♪若く見えるぅ~。」
母「ちょっと微妙じゃなーい?飽きるよぉー。」
結局、アメリカの空気が父を開放的にさせたのか
そのポップでキッチュなシャツに決定。
Mサイズ以上はあまりにも大きく見えたため
試着をせずにSサイズを購入。
これがまずかった・・。
それからすぐに、夕食を予約した居酒屋へ向かうべく
モールを後に。
Yとは現地集合。
出発前にモールを出てすぐのガソリンスタンドでガス補給。
父「今日の晩ご飯にさっきのシャツ着てこうかな。」
私「いいねぇー。Yも驚くよー。」
ということで、おもむろにガソリンスタンドで着替えたところ
・・・
・・・・・
??
父「きつい・・」
えーーーー。
Mじゃ大きすぎるって言ってたじゃん!!
見ると、着れないことは無いけど
確かに肩や首のあたりがキツそう。
完全に納得いってない様子の父。
こうなると、彼のテンションが下がりっぱなしになるのは必至。
旅の初日にこれはイタい。
しょうがないので店に戻り、同じシャツのMサイズを
探すも、残念。
無かった。
在庫にも。
ということで、母も納得の落ち着いた色のポロシャツに変更。
今回は試着もしたのでばっちり。
待ち合わせに既に遅刻な時間で急ぎめでサンノゼ方面へ。
こっちのポロシャツの方が確かに飽きずに長く着れそうだし
サンノゼに着いてから、交換に行きたい、なんて言われるより
被害は少なかったし、結果よかったねぇ~、
なんて車中で話してた矢先
父「あれ?帽子どうした??」
母&私「え???」
1-2分、車中を探すも見つからず
父「あっっ!!試着室に忘れてきたんだわ!!」
えぇぇぇーーーーーー・・・・。
まただヨ。始まったヨ。
前回もキャップだったヨ。
もう既に遅刻する時間なのに
明らかにモールへ戻りたそうな父。
この地点から店へ戻ると少なくとも30分はロス。
結果、Yを小1時間待たせちゃう・・。
いくらなんでも待たせすぎ・・。
たった$3 のキャップなんだから、と言っても
父にとってはお金で買えない価値がある。
後日別な店で全く同じものを買えたとしても
彼の心の傷は癒えるわけでは無く・・。
どんだけデリケートキャラ??
だったら気をつけてよぉ~~。
とりあえず夕食の店の予約の都合もあるし
Yをそんなに待たせるわけにも行かないし
そのままサンノゼへ向かうことに。
今回は前回電車に忘れたのと違って、店なので
まず間違いなく残ってるだろうと判断。
店に連絡しておいて私が後日取りに行くということに。
夕食場所に着いて、その店へ電話すると
父のキャップが確かにあるとのこと。
取りに行くのもなんなので送ってもらうことに。
送料$9。
キャップは$3・・・。
ま、ガス代よりは安いか。。
一方、母は
昨年9月に産まれた兄の息子である初孫への
おみやげ選びに大興奮。
アメリカのベビー服がリーズナブルでかわいくて
とっても気に入った様子。
「色白だから、なんでも似合いそう~♪」
とたくさん買って行きました。
夕食の居酒屋は、両親の姓(私の旧姓)と
同じ名前の店。
ルーツは同じ福島とのこと。
日本でもなかなか食べないというさざえのつぼ焼き
なんかを堪能してました。
■5/31(土) - 6/1(日)
両親にとっては初めてのヨセミテへ。
昨年のゴールデンウィークにYママと行ってから
特に5-6月、滝の見事な時期のヨセミテにはまった私。
前回同様天気に恵まれ気持ちよかったー。
父にも母にも楽しんでもらえた様子。
ヨセミテ内の店で写真はがきを買い
愛する孫息子と自分の姉達へ一筆書いて出した父。
「大自然を満喫しています」
って書いてるけど、北海道も同じじゃん!
と思わずツッコむ私。一同笑。
■6/2(月)
2年前にも訪れた思い出の地、サンフランシスコへ。
前回予約が取れずに行けなかったアルカトラズ島へ。
サンフランシスコから2km ほど離れた湾に浮かぶ小島。
何度も映画の舞台にもなったかつての監獄。
テープを聴きながら回るオーディオツアーが非常に良くできていて
まるで映画の中の世界を目の当たりにしているよう。
監獄と聞いて、初めは乗り気じゃなかった父も終わった後には
「いや~良く出来てるもんだ。」と感心。
対岸からのサンフランシスコの眺めもいいし。
一度は行ってみて下さい。
私はこれで2度行ったので、もういいかな、というカンジです。笑
これは、サンフランシスコ側から写したゴールデンゲートブリッジ。
ケーブルカー好きの両親。
今回もやはり乗車。
乗車前にルートをチェック中。
隣に座った人懐っこいアメリカ人兄妹に
日本語を教えたりして愉快なひととき。
そしてこの日の夕方、父にとっては今回の旅の大きな目的だった
アメリカでのゴルフへ。
ゴルフをしない母は私達のアパートでインターネットでも
しながら待ってるとのことで、父とYと私の3人でラウンド。
父のスイングを見守るY。
夕方5時からのラウンドだったのでハーフで終了。
見かけによらず運動神経が良く、スキー・水泳なども
卒なくこなす父。
1年ぶりだというゴルフなのになかなかのスコア。
結果、1スコア差でYの勝利。
私は彼らには及ばなかったけどベストスコアだったので大満足。
夕食はアメリカンなスーパーへ買い物に行き
アメリカンな夕食。
父が食べた事がないと言ったら父の姪っ子にバカにされたという
ハーゲンダッツもご購入。
ハーゲンダッツもだけど、ビールの安さに感心する両親。
安い時は350ml缶 が一本約¥50。
日本のビール、サッポロ黒ラベルやアサヒスーパードライ
なんかもカナダとかで作ってて、税金の関係で安いんです。
夕食は冷凍ピザや冷凍ラザニアなど。
アメリカらしいということで。
■6/3(火)
海沿いの街、サンタクルズを通過して
モントレー&カーメルへ。
お目当ては、カーメルにあるコーチのアウトレットショップ。
ギルロイのより、品揃えが豊富で値段も安いと評判。
カーメル自体、小さな街なのだけど、風向明媚で
街並がきれいで気のきいたショップもいくつかあって
私のお気に入りの街。
着いて早々おなかがすいて、南フランス&イタリア&スペイン
のエッセンスが溶け込んだレストランへ。
前に一度だけYと来たことがあって
雰囲気も味も良くてとても気に入ったレストラン。
コーチショップでは、兄の奥さん、母の妹、母の義姉へと
おみやげを購入。
店内で、母より5-10歳くらい年上の日本のご婦人に
声をかけられしばし会話を。
何でもその方、一人でやって来て、隣町のモントレーに
10日間ホームステイしてるとのこと。
シニアのホームステイ旅行なんて初めて聞きました。
母が英語は大丈夫なんですか?と尋ねると
「度胸ですよ。一人だからしゃべらなくちゃいけないから。」
との頼もしいお答え。
素敵な冒険だなぁ。
夕食は、今回両親をぜひ連れて行きたかった中華レストランへ。
つい1週間前に友達に教えてもらったところ。
ここの蟹の爪のフライが絶品。
私、揚げ物はあんまり得意じゃないんだけど
カラッと揚がってて油がサラッと軽くて
中はプリッとジューシーで、蟹肉がたっぷり。
他にもフカヒレのスープや、牛肉の炒め物なんかも
おいしかった。
ほとんど半分くらい残ってしまったので
持ち帰って翌日の夕食に。
■6/4(水)
行くべきところは行き尽くして、特に予定の無かったこの日。
シリコンバレーを一望できるところに行きたい
という父のリクエストで、山の上にあるワイナリーへ。
ここはYママとも一緒に行ったところ。
この日も天気が良くて見晴らしも良かった。
景色を撮る父。
ここのワイナリーは土日しか空いてないとのことで
山道を少しドライブして違うワイナリーへ。
ここは乗馬もできるのでオススメしたんだけど
父も母も馬には気乗りしなかったらしく
ワインテイスティングだけに。
アップル本社、グーグル本社の前やスタンフォード大学を
車で通り過ぎシリコンバレーを堪能(?)。
ランチは父のリクエストで、In-n-out Burgerへ。
カリフォルニア州内とその周辺にだけあるハンバーガー屋。
ファーストフードのハンバーガーにしてはおいしいと評判。
前回訪問時にも食べてなかなかおいしかったそうで
今回もアメリカの国民食を堪能。
それから、サンタナロウというサンノゼ唯一のオシャレスポットへ。
いたるところに花が咲く街並がキレイで
「ヨーロッパみたい」と喜んぶ母。
「サンノゼにもこんなキレイなところがあるんだぁ~。
まだまだ見る所あるね。また来なくちゃ。」と父。
この日最後に、ウチのすぐ近所のアウトレットモールへ。
兄へとYへのおみやげにTシャツなどを購入。
後半3泊は私達のアパートにあるゲストルームへ泊まった両親。
偶然にも私達の部屋のすぐ近くで徒歩3分程度。
2ベッドルーム2バスルームの広々した部屋で
束の間のアメリカ生活を楽しんで行きました。
夜に部屋飲みしても歩いて帰れてとても便利で
連日たっぷり飲んでしまいました。
■6/5(木)
両親日本へ帰国。
東京へ無事到着したとの連絡がありました。
埼玉に住む母の兄に会うため東京で一泊してから
札幌の自宅へ。
ちょうど今頃浅草近辺を散歩しているみたい。
■旅を終えて
今回は初日の事件だけで前回よりは被害も少なく終了。
ただ、あれから一週間。
キャップは届いていません。。。
しかも後日、別な用事もあり、通り道だったこともあり
再びギルロイへ両親と行ったのでした。
送ってもらわずに取りにいった方が良かった。。。
キャップが無事に届くのを願うのみ。。。
というのはさておき、
私も久しぶりに両親との楽しいひとときを過ごせて
かわいい甥っ子の写真&動画をたっぷり見せてもらい
何より両親が仲睦まじく元気に居てくれることで
つくづく幸せだなぁ~と感じました。
義理の息子Yも忙しい中たっぷり時間を割いて
付き合ってもらったし。
家族で過ごす時間は良いものですね。
久しぶりの再会の余韻に浸るも束の間
ビザ更新のために日本へ一時帰国しなくてはならず
6月後半に2週間ほど日本へ行く予定。
多分ほとんど札幌にいることになりそうだけど
会えるチャンスのある皆様、よろしくどうぞ。
やっと甥っ子に会えるよ。
たのしみぃ~
-K