アスベスト問題 | Al Kinetoj 2 (アル キネートィ 2)

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Per kinetoj kaj artikoloj mi prezentas al vi veran Japanujon.
国際語エスペラント、または日本語で、おもしろいこと、つまらないことを書きます。

アスベストは石綿ともいいます。

先日のNHKクローズアップ現代で取り上げられたアスベストについて、少し書いてみます。12年ほど前、尼崎市にあるクボタの工場と、その近辺の住民から、がん患者多発したクボタショックという事件があった。アスベストが発がん性物質だったのです。

それまでアスベストは建築資材として多用されていた。

クボタショック以降そアスベストは全面的に使用禁止になったのですが、それまでに公営住宅の壁とか天井にアスベストがたくさん使われていたので、そこに住んでいた人の多くがアスベストに汚染されていたのではないかと心配されている。アスベストを吸入したからと言って、すぐにがんが発症するわけではない。30年後ぐらいにはっしょうするのです。

アスベストが発がん性物質であり人体に悪影響があるということはわかっていたはずです。昭和46年頃、私はアスベストを使った建築材料の製造をしていた工場に勤めていました。 建築関係の雑誌を読んでいたら、当時アメリカでアスベストによる人体被害が多発しており、アメリカではアスベストの使用が禁止されたとか、禁止されるとかいう記事があった。だから日本でも近いうちにアスベストが使用禁止になるだろうと私は思っていました。 その後私は転職したのでアスベストのことを忘れていました。アメリカでアスベストの有害性がわかり事件になってから、30年以上もの長い間、日本ではアスベストが使われ続けていたのです。私が知っていたくらいだから厚生省だってアスベストの有害性を知っていたでしょう。

国が長年にわたりアスベストの使用を認めてきたのは何のためだろう。

国は国民の方を見ないでアスベスト工業会の方ばかり見ていたのではないでしょうか?