生まれてからずっと東京を出たことがなかったが、離婚を機に北関東の地に引越した。他府県へ引っ越したことがなかったので手続きとか大丈夫かなと心配だったが何ということはなかった。いつもそう。心配し過ぎるのが癖になっている。

 

東京にいた時は気づかなかったけど時間がゆっくり流れるのって気持ち良い。鳥の声が聞こえたり土があったり、風が良く通って風水的にも気が良いんじゃないかと思える。最近はウグイスがよく鳴いている。誰が最初に「ホーホケキョ」だと思ったのか不思議。でももう「ホーホケキョ」にしか聞こえないのも不思議。

 

前はかなり都心に住んでたので人の流れがせわしなかった。駅はいつも人混みだから人をよけて歩くのが上手だった。まるで日体大の「集団行動」みたいに。

1年ぶりに都内に行ったら人にぶつかったりするのかな。もう混んでいる時間に行くことが無いからわからないけど。

 

病院や交通手段は不便になったと言わざるを得ないけど、自然が身近に感じられるのが嬉しい。知らない道を歩くのが楽しくて散歩は趣味になった。

 

1年たってみて、興味深いと思った違いがいくつかあったので、何年か後の自分が「そんなこと感じてたんだな」と思い出せるように書いておこうと思う。

 

 

まず、街中の車がカラフル車

 

赤、黄、青、緑はもちろん、ゴールドやオレンジ、ペパーミントグリーンの車もよく見かける。都内ではグレーや白、黒と地味な車が多かったのでその点はおもしろいなと思った。

 

 

うちのマンションだけかもしれないけど

多くの人が階段で移動

 

私の部屋から向かい側の棟が見える構造になっている。通勤・通学の時間帯は非常階段がにぎわう。7階の人でさえエレベーターを使わずに歩いているからビックリ。それも一人や二人じゃない。時々は段ボールを抱えて階段を上がっている人も見かける。なぜそこまでして?健康に気をつかう精神は素晴らしいと思うものの、私はエレベーターを使ってしまいがちで反省タラー

 

 

お年寄り運転の車が多い

 

シルバーマークをつけた車が思ったより多い。スーパーでは(特に午前中)高齢のご夫婦が車から降りてくる場面によく出くわす。中には杖を突いている人も多い。

 

高齢ドライバーの事故のニュースでは度々免許証に年齢の上限を設けた方がいいという意見が見られる。私も被害者だけじゃなくてご本人にとってもその方が良いと思ってた。だって余生を後悔の念と牢獄で過ごすなんて辛すぎるでしょう。

 

だけど実際に車を運転して買い物に来ている老夫婦を見ると、こうやって人に頼らず毎日を一生懸命生きているのに生活手段を取り上げられたら生活が立ち行かなくなるだろうなと想像できた。高齢ドライバーの事故が増えているのは紛れもない事実で、やっぱりこの問題は難しい綱引きなんだろうな。

 

まあ自分もすぐにその仲間入りの年齢だけど、幸いというか運悪くというか、引っ越すと思ってなかったから免許は返納してしまったのでした。

 

 

バスの乗り方が難しいバス

 

さすがに今は慣れたけど、最初のうちはバスの乗り方がわからなくてよく間違えた。

都バスは前から乗って乗車時にSuicaをピッとすれば終わり。料金が一律だから降りる時はそのまま降りればよかった。

東急バスや京王バスは違うかもしれないけど、私は前乗りしか知らなかったので引越してからまごついた。前から乗ろうとして運転手さんに教えてもらうこと数回(違う路線で)。

それでもバスがあるから車の無い私は助かってる。最近「運転手募集中」の広告をよく目にするから人手不足なんだろう。バスがなくなると困るから運転手さん見つかるといいな。

 

 

高校生がバイク通学びっくりマーク

 

この間初めて見た!高校生がバイクを引きずって友達同士で歩いてた。2人は自転車で2人がバイク。思わず二度見してしまった。

 

都内では自転車通学でさえ禁止されているところがあるからうらやましい。

それに私バイク運転できないから余計にいいなと思った。大型ではなくてスクーターだけどカッコいい。

 

 

都会自慢と思われると嫌だから誰にも話さないでいたけど、こういう違いって新鮮でおもしろい。まあ何年もたつと当たり前になって忘れていくんだろうけど。