ゆっくりしようって言いだしたのはユチョン。

 朝からずっとユチョンのベッドでいちゃいちゃしてる。ベッドから出たがる僕に,おもしろいDVDでユチョンの腕を抜け出すのをやめさせたと思ったら,映画の最中からずっと体を触られた。

「おもしろかった。ユチョナ,ちゃんと観てた?」

 責めたら前に1回観たって言う。お前そんなヒマがあるならサッカーしに来いって。

「なんだよー」

「ね,ジュンス,ちょっとたってきた」

「だってずっと触るから」

「していい?」

 熱を持った下半身を腰に擦り付けられて,やる気が出てしまった。異論はない。

 昨晩,特にエッチなことはせずに一緒に眠ったので,ゆっくり過ごせる午前中にどうしてもしたかったんだろう。俺がじゃない。ユチョンが。



 ユチョンがゆっくり入ってくる。

 明るいうちから喘ぎ声を放ってしまうのは本当にハシタナイ気がしたのでがまん。

 でも,くちびるをしっかり閉じてしまうと,どうしても鼻から声が漏れてしまう。

 甘えてぐずってるみたいでものすごく恥ずかしい。

 予測できない動き方で,ユチョンの体が俺の体内に埋もれていく。

 ローションでぐちゃぐちゃにされてて痛みはないけど,なかを擦られれば何かしら反応してしまう。

 あ,また赤ちゃんみたいな声出しちゃった。かっこわるい。
「ジュンス,きもちいい?」

 わかってるくせに。俺がこんな格好して,こんなに反応してるんだぞ。表情と声で判断しろ。

「かっこいい」

 笑いを含んだのんきな声。ちょっと腹が立って,思いっきりしめつけてやった。

「おぅふ……。いたい,いたいって」

 あ,やばい。きもちいい。自分でやっといてお腹がひくひくしてしまった。

「ジュンスヤ,もげちゃう。頼むからゆっくり,しよう?」

「ん……」

 仕方ない。そんなにゆっくりしたいなら,極力感じてやらないぞ。

 奥までしっかり挿入した後,ユチョンが一息ついて体位を変えた。両脚をひとまとめにされて,ちょうど横になって寝るように。

 ユチョンは俺を後ろから抱きしめる格好で横になると,しっかり腕を回して,心地良さそうにため息をついた。完全にふたりで寝るときの格好だ。

「あー。あったかい」

「ユチョナ,そのまま寝るなよ」

「寝ちゃうかも」

「おい,俺ひろがっちゃう」

 ユチョンが笑うと振動でなかが刺激される。ぎゅーって強く抱きしめられて苦しい。

「んん,笑うな笑うなー!」

「だって……,でも確かに困るなそれは」

「ユチョニもふやけるぞ」

「それはいいよお~」

 楽しそうだ。なんかむかつく。