思い込みは怖いと思う。



LOGINというエンターブレインから出ているパソコンゲームを主に取り扱う雑誌の6月号の「武器屋のオヤジ」という記事によると右の画像は三国志の演技の方では問題なく、史実だとオカシナ点が存在するという。



そのオカシナ点とは右の画像の中心の馬に乗ってこちらを向いている関羽と思われる人物の持っている武器が史実では考えられないものを武器を持っているという事だ。



関羽のトレードマークともいえる青龍偃月刀はこの時代には存在しないらしく、張飛の蛇矛は、明の時代から宋の時代に、呂布の方天戟は清の時代に開発されたといわれているそうです。



史実での三国志で主に使われた武器は、(カ、ほこ) というもので中国では紀元前から隋に時代まで 、剣、弓も持って映画「ベン・ハー」で出てくるチャリオットという戦車乗る時に使用する際に便利だったので使用されていたそうですが、時代の移り変わりでチャリオットを用いるより時代は一騎撃ちが戦争で主流となり、一騎撃ちのしやすい武器、青龍偃月刀蛇矛方天戟が後に作られましたが、一騎撃ちのしやすい武器として考えられた武器は重かったり、使いづらかったりしたため結局、人を選ぶ武器となってしまいました。



その後、人を選ぶ武器ではなく万人に扱える武器として環刀(朴刀)という素人でも扱いやすい武器を開発し、日清戦争で清国側が主武器として使ったそうで日清戦争で勝った日本軍の日本兵が日本国内に持って帰ってきた環刀(朴刀)が現在でも日本に存在するそうです。



環刀(朴刀)が扱いやすいが故に中国では環刀(朴刀)以上の性能を求めなかった事で清国内での武器開発の発展が止まった事が日清戦争で清国が負けた多くの理由の一つとして考えられるのではと思います。

話が少し脱線してしまったので戻します。史実に存在しない武器が書かれているわけは、『三国志演義 』が青龍偃月刀蛇矛が既に開発された明の時代に施耐庵 あるいは羅貫中 が書いたので、史実では存在しない人物の登場や、登場人物をドラマチックな場面で殺されるシーンを描いたりする演出と同様に、武器も登場人物を象徴できるモノを演出として取り入れたのだと思います。



LOGINの記事を読む前は、『三国志演義 』で出てくる武器に疑問を持つことはありませんでいた。しかし、改めて史実での青龍偃月刀 を持っていない関羽、蛇矛を持っていない張飛を考えてみると、余り魅力を感じられないと思う『三国志演義 』の好きな人は多いのではないかと思います。




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