今回、オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュから触れたいと思う。


オオクチバス、コクチバス、ブルーギルについては外来生物法が誕生する前から問題視されてきている歴史が存在する。問題視される理由は在来種の減少が主な原因だと思うが、オオクチバス、コクチバス、ブルーギルが原因で在来種(魚)の減少の可能性は無いとは言わない。


しかし、在来種を食べる捕食者はオオクチバス、コクチバス、ブルーギル以外にも在来種が減少するであろうと考えられる原因を忘れずに言うなら未だしもオオクチバス、コクチバス、ブルーギルだけに責任を擦り付けるのはおかしいと思う。在来種の減少の原因はオオクチバス、コクチバス、ブルーギルだけでない筈だ

と思う。


在来種が他の雑食の魚や人間等の水中外動物によって捕食されることについてはどうなのか。人間なら機械の導入が進めば在来種である魚を漁で乱獲出来たろうし、戦後のベビーブーム以降日本はこれまでにない人口増加と経済発展により住む環境も作らなければならないし、食料は人口の増加に沿って増える傾向になる筈だ。住む環境を作るためには環境整備【内湖、水路、湿地、水田などの埋立て】が行われる。経済発展すれば他国の技術を導入でき、今まで以上に効率化される。乱獲のシナリオは着々と進行しているのがわかると思う。


セタシジミ〈琵琶湖固有種〉は漁に機械が導入されてから乱獲され今では環境省カテゴリーでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に定められている。  


セタシジミに関しては琵琶湖での話で他の地域では通用しない。しかし、琵琶湖全体で調査しなければ外来魚が在来種に与える影響は解らない事は確かだと思う。調べもしないでメディアに流されている可能性があるかもしれないという危機感は感じて欲しい。他の湖ではセタシジミのような固有種が存在しないので調査が難しくて根拠の無い原因を述べるのは責任感の無い行動だと解らないのだろうか。

琵琶湖の固有種、セタシジミについてのグラフ  

 


   












(写真はセタシジミ〈琵琶湖固有種〉) 


話は少しずれるが、5月25日に「イワシ高騰!1匹1155円!」という記事をみた。『昨年同時期比6・8倍になるそうで、水産農産品課主任の桜田悦雄さん(54)は「単発の不漁はあっても、こんなに続くのはおかしい。年々、せり場でマイワシの姿を見なくなる」と話す。1988年の448万トンをピークに捕獲量が昨年は2万8000トンにまで激減した需給関係によるもの。不漁の主因は地球温暖化による海水温の上昇が稚魚の生き残りを難しくしているらしい。一方、昨年ハリケーンカトリーナが米国南部で大災害をもたらしたが、これも地球温暖化の影響と言われる。地球環境は緩慢にしかし着実に崩れつつある?』とある。


1988年の448万トンをピークに捕獲量が昨年は2万8000トンtという数字は過去のツケなのか解らないが、毎度毎度はっきりした原因が解らないのにも拘らず、地球温暖化などの根拠の無いことをメディアはよく書けるものだと思う。


このままイワシが幻の魚になるのを待つだけなのか、近畿大がマグロの養殖に成功したのだから次はイワシに挑戦するのか、どちらの行動を日本は取れるのか考えてみたら世界中のマグロやタコを食い尽くすような日本人ならいつものごとく対応策は遅いと思う。


(写真は20センチ以上ある1匹1000円以上の特大イワシ。)