梅雨







空に穴があいたことのようにとめどもなく降り頻ている.



雨脚が太くなったり細くなったり...



走って行く人,あるいはゆっくり步く人.



その足音がいよいよわの耳元に聞こえてくる.


ひとりひとりわを掠める.


秋の暮れ


賢仁


月は
暗闇にじょうじて去るし,
風は
草の葉に留まってあるが.

虫の音やら
雨の音やら

きりがくれする夜,

冷やし杯だけを
傾ける.

月下空山  


賢仁


白夜而搖木

枝枝雪變花

月光逢雪木

鵑鳴狐彈琶