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思鄕
賢仁
やみよ雪降り,
ひっそりとやってくる寺に
月も留まって行き,
風も休すんで行く.
さかずきに
ふるさとの空を描き,
雪山を浮かべ,
この雪が上がるように
酔って見る.
こいし さ
賢仁
月も淡くて
雲に覆われそうな.
草木も眠る冬の山に
雪が降っている.
雪花でつくられた酒を
いっぱい飲んで見ても
とめどもなく雪降っている.
がらんどうの心に.
わの心
賢仁
はつキスした日
あんたの名で満ちて,
はつ子を産んだ日
あんたと恋 で留まって,
わかれをする今
あんたに対する憎さで
徹する.

