小学校は ちょっと変わった小学校でね
競争させない主義でした。
優劣をつけない
あんたはあんただから素晴らしい。
ていう教育理念でね。
だから
テストもなくて
通知表もなくて
家庭訪問なんかも なかったよ
運動会は赤組優勝!とかなかったし
とにかく 優劣をつけない学校でした
そんな学校は ほんとに楽しくて
毎日がわくわくしました!
テストがない代わりに
毎日 しごと っていう授業があってね
今でいう総合学習みたいなやつ。
国立の小学校だったから
あたしらは
総合学習の実験台だったわけ。
だからなのか、
しごと の時間が一週間でいちばんおおかった。
時間割りでは12時間くらいなんだけど、
時間割りなんて ほとんど守られたためしがなくて
しごと学習で なんで?
が深まれば一日中それについて調べる。国語や算数なんて後回しだ。
理科や社会だって
教科書使った記憶がないんだ。
一日中。うん、そう 一日中
自分の好きなことだけしてた
でもそんな学校だから
校区じゃなくて
結局
みんな受験するために塾に行ってました
あたしも 校区に戻ったら
一匹狼でいじめられると思ったので
受験しました。
でも受験が嫌すぎで
今度のテストであいつより上に行くみたいな、競争主義社会がいやで
もう受験したくないっていうと
親はあたしの希望通り
もう受験しなくてもいいように
中高大一貫校に入れてくれました
もう受験しなくていい。
そんな人たちが集まった、
中高大一貫校は
それはそれは
自由。で笑
好きなように育ちました。
それ以来、戦ったのは一度だけ。
高校三年の夏。
どうしても 社会学部 に行きたくなった
どうしてかなんて わからん。
けど、行きたくなった。
だから、勉強した。
「友達に勝つ」為に。
地声で吹き込んだ ICレコーダーを使って 教科書を全部覚えた
自分の声で聞いたやつってむっちゃ、おぼえるねん。
目 耳 手にできたら口を加えればベスト。
そんなこんなで、あたしは大望の学科に進学した。
そう。それからもう三年がたった
あたしはやっぱり
競争主義が苦手らしい。
小学校のとき、毎日何枚も書いた
思ったこと感じたこと
それをカタチにしてあなたを伝える
人になりたい。
RIVER
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