2次試験のオペレーションと言うのは、80分の間の作業プロセスを作業標準化したことです。

「80分のお作法」とか「80分の作業プロセス」などと呼ばれています。


試験会場には死神がいます。

死神は受験生を迷わせたりして、しまいに取りつかれると不合格になります。

死神を具体的に表現すると、腕を組んで考え込んでいるときは死神に迷わされているときです。

そして、答えが降って湧いた様ひらめいた時、思い付いた時、すでに死神に取りつかれています。

演習や模試において、ひらめきや思い付きで書いた解答で数が入ったことはほとんどありません。本番でも多分同じでしょう。


点数になるのは設問文や与件文にある根拠と、頭の中の記憶からダウンロードした1次知識、2次知識だけです。

ひらめいたのではなく、記憶のデータベースからダウンロードした知識です。


この死神に取りつかれない唯一の方法が、80分の間全てを作業で埋めることです。

腕を組む暇もなく、ひらめく思い付く暇もないくらいに作業で埋め尽くすように80分の作業標準を作成します。


①設問文を機械的に解釈出来る様にフレームワーク化

②与件文から機械的に根拠を抜き出せるようにスキル化

③必要な1次知識を機械的にダウンロード出来る様に考え込む間もなく瞬時に思い出せるように反復練習

④解答の構成要素や記述方法も事前準備する


オペレーションを高めるにはとことん過去問で練習すべきです。

『過去問は何度もやって覚えてしまったよ。』

と言われるかも知れませんが、毎回同じ答えにたどり着けますか?


死神に取りつかれないための魔除けのお札が2次試験のオペレーションです。

診断士試験の様な難関試験はで当たりまえのことかもしれませんが、試験を解くスキル(作業手順)としてのオペレーションだけではなく、どの問題を避けてどの問題を解くのかと言ったマネジメント領域も大切です。


簿記2級や販売士2級、ITパスポートと言った試験を診断士試験の前哨戦として受けましたが、マネジメントを意識しなくても合否にほとんど影響を受けませんでした。


しかし、診断士1次試験の財務や2次試験は絶対的に時間が足りないことと、必ず点がとりにくい問題が出されていて、また取組むことで時間がかかってしまう事でもっと簡単な問題を解く時間がなくなり、本来点を取るべき問題を落としてしまう様なことが発生します。


多分、2次試験会場に来ている方のほとんどは、オペレーションレベルで差はありません。

合否の境目はマネジメントにおけるミスが大きいと思います。


まず、オペレーションとマネジメントの二つの領域があり、そのバランスが大切であると言う認識が大切です。


昨日は中小企業診断士協会の三多摩支部の多摩研に参加して来ました。
地域研究会、TAMA活性化支援グループ、VE研究会の3つの研究会の活動報告をうかがいました。
どれも魅力的な研究会ですが、メーカーの営業マンである私はVE(価値工学)に以前から興味がありました。

メーカー営業をやっていると顧客から「何かVE提案はないの?」と言われる事が良くあります。
だいたいがVEと表現しても本当の顧客要求はCD(コストダウン)であり、私達も単なる値引きで対応する事が多々あります。
そうではなく、本当のVEにより設計段階から価値創造を顧客と一緒に取り組みたいと考えていました。
これはメーカー営業における付加価値であり、顧客を価値提供で囲い込めると思います。

また、研究会の報告では一般的に製造業や建設業における手法と考えがちなVEが、サービス業や間接部門へも展開出来ることも知りました。
 経営診断のツールにもVEスキルの活用を研究しているようです。

更にVE研究会ではVEリーダーやVEスペシャリストと言った資格取得の援助もしていただけるのが頼もしいです。

最後に「VEは犯人(問題点)探しの改善ではなく、恋人(価値)探しの手法!」と言う言葉は響きました。

 VEも学んで私の企業診断力をより一層パワーアップしようと思います。