うちは、父と母、ワタシの3人で暮らしている。
3人、もれなく全員ハルキニスト。

村上春樹の新刊が出るとなんとなくの雰囲気で、誰かが買ってきて読む。

ワタシはハルキニストの血は父から流れてきたのだと信じて疑わなかったけど、母が言うには、ハルキニストに家族で最初になったのは、ワタシだと言う。

学生時代に読んだ本を、もうめちゃくちゃに重なってある本棚があった。そこに村上春樹の本があったと言う。

去年、父が入院した時、差し入れで「海辺のカフカ」を読みたいと言ったらしいが、ワタシは持ってないぞ!と言ったら、母に「え〜」と言われてしまった。

父の本棚を探しても、「海辺のカフカ」は見つからなかった。

代わりに…!
ワタシのだいすきな三島由紀夫の「春の海」が陳列されていた!
なぜーー!!!

あれは確実にあたいのもんよ?
と言いたいがまだ言えていない。

しない方がもちろんいいに決まっているが
父が入院することになったら、差し入れで買っていこうかと思っている。