暖かい陽が射し、雪はたちまち解けてゆく。


庭の梅のつぼみは一段とふくらみ、春の訪れを待ち焦がれている。


まだ風は冷たいけれど、太陽に誘われて、外へ出たくなる。


久しぶりに車を走らせて、南の方へ向かう。
三浦半島には、何度か足を運んでいるけれど、半島の突端まで行ったことがなかった。
城ヶ島へ。スイセンに間に合うかもしれない。


半島までは、横横を使えばそんなに遠くない。
小さな半島だけれど、台地の上にはうねうねと畑や果樹園が続き、牧歌的なのどかさを醸しだしている。
きっとこの辺りで三浦ダイコンが栽培されているに違いない。





半島の先端は幾つもの入り江と岬が複雑に連なり景勝地が続く。
城ヶ島はわずかな水道1つ挟んで、橋で本土とつながっている島。


やっぱりこっちは暖かい。
スイセンがまだ満開だ。間に合った。
車を降りた途端にいい匂いが漂ってくる。





灯台に続く道は整備されて気持ちが良い。
灯台周辺は磯になっていて、網の目の筋が入った岩が穏やかな海に迫り出している。
岩を見ているだけでも面白い。




海岸沿いに歩いていくと、ウミウのコロニーがあったり、ぽっかり穴の空いた洞門があったり楽しい。
海の向こうには富士山が霞んで浮かんでいる。
ときどき、海苔か何かが入っているのか、地元のおばあさんがかごを担いで歩いているのが、いい感じ。





海岸からすぐに丘がせり上がり、草原が広がっている。アロエやスイセンも咲いている。
風が暖かく、ぽかぽかする。





三崎はマグロが名物。城ヶ島の料理屋さんでマグロの漬け丼とサザエのつぼ焼きを食す。
上手い。


城ヶ島を後にして、三浦半島の付け根にある2つの名刹へ。


神武寺。奈良時代に創建されたという古刹。
逗子の山奥に隠れるようにしてある。ジメジメしたシダなどの生い茂る山道を分け入ること15分。
よくもまあ、こんなところにという山の中にひっそりと建っている。





岩殿寺(がんでんじ)。
いわどのでら、かとおもったら、がんでんじ。
名前とは裏腹に、可憐な梅の咲く、山里のお寺。
今年初梅写真。やっぱり、梅は撮りたくなる。
そして、梅とお寺はよく似合う。





三浦半島の小さな旅を満喫した。