私はもうすぐ61歳になりますが、私が子供の頃はアニメや特撮、お笑い等、テレビの全盛期でした。
月曜にの何時からは何、火曜の何時からは何と何という感じで、日々の生活はテレビの番組が優先で決まっていたようなものでした。
アニメや特撮の時間帯は平日は主に夕方がメインでしたから、今思えばその時間にはちゃんと家にいたわけです。
そういえば、中3の頃、テレビ優先の生活をしていた私は、当時通っていた塾の授業に遅刻して行ったり、高校時代は亡くなったK先生とそれ以前に観ていたアニメや特撮のシーンを再現してよく遊んでいたことを思い出しました。
現在もその頃に負けず劣らずアニメや特撮やお笑いの質が上がり、一時に比べてとても良い時代になっています。
しかし、当時と今を比べると、同じように見える環境でも違いがあるような気がします。
例えばアニメは深夜枠がメインであるとかです。
その中で最も大きな違い、それは、『1度しか観られないという環境』と、『観ようと思えばいつでも観られるという環境』との違いです。
私の子供時代は、記録媒体のない時代でしたから、テレビで人気の番組を見逃してしまうと、次はいつ見られるかわからない環境でした。もっとも、中学校の頃にはビデオデッキが発売されていた記憶がありますが、当時はそれもSONYが開発した『ベータ』と、Victorをはじめとしたその他のメーカーが採用したVHSという2つの規格が存在する時代で、そのどちらも高価であったため、とても子供が手を出せる代物ではありませんでした。何しろビデオテープが1本数千円したのですからf^_^;)
それはさておき、娯楽がテレビメインの当時のこと、ほとんどの子供たちは人気番組を見ており、翌日この手の人気番組は、必ず学校でメインの話題になっていました。
見逃してしまうとその話題についていけないばかりか、最悪仲間外れになってしまうほどでした。
特に番組の中で、何か有名なセリフが出たり、記憶に残るような場面があったときは、上手い下手はあるものの必ずマネをする傾向がありました。
中でもその前後のシーンを含めて上手に再現できる子供が必ずいたものです。
そういう子供はクラスの人気者になれました。
そのような事情があって、当時の子供たちは例え娯楽の番組であっても、その番組を真剣に集中して見ていました。いや、むしろそのような番組だからこそ、いつ出てくるかわからない話題になりそうなセリフやシーンを見逃さないために。
そして、ひとたびここが話題になりそうだというセリフやシーンがあったなら、一言一句正確にコピーし翌日に備えるわけです。話題の中心にいるために、あるいは仲間外れにならないために(^_^)
それは今もあるようですが、娯楽の多いこの時代のこと、よほどの視聴率を叩き出している番組でもない限り、その能力を発揮する機会は昔より少ないかもしれませんね。
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