映画「グッバイ、リチャード！」

ジョニー・デップの最新作だ。

一見ジョニー・デップとは分からないぐらい老けていた。

もう５７歳というのだから当然の歳の取り方だが、数々の大作の主演でヒーローを演じていた彼からするとちょっと落ちぶれたような残念な感じだった。

今回の役は病気で余命宣告をされる大学教授の役で、自分の寿命が分かってから自分の人生を見つめ直し正直に生きるようになる。

その生き方の転換は破天荒で周りを驚かせる。

元々真面目そうな役者が演じていたらその変わり身に驚くところだが、なにしろジョニー・デップだから破天荒な方があっていてそんなに驚きがなかった。

自分が余命宣告されたら何をするだろう。

ジディが行きたいと言った場所に一緒に旅行し、旧友を訪ね一緒に酒を飲むぐらいしか思いつかない。

この主人公とは異なり死ぬまで出来るだけ今のままでいたいと思う。

人間は生きていたような死に方しかできないと聞いたことがある。

死ぬときに生き方を変えないでいられるような生活を送りたいと思った。