映画「TENET」

クリストファー・ノーラン監督の作品で言えば「メメント」が好きだ。

10分しか記憶がもたない男が、記憶を無くさないために数々の刺青を体に残す話が面白く、時間が逆に進んでいく展開も良かった。

DVDで観た時に、特典の時間軸が正しく流れたバージョンも続けてみて、よく考えられた話だと思った。

本作は数々の人気作を作り上げヒットさせている監督の新作である。

事前にタキザワにストーリーをきちんと追えているかわからないとコメントをもらっていたので、話を見逃さないように慎重に見た。

タキザワの言う通り話が複雑で、中々分かりづらい点もあった。

まあ細かい所は置いておいて、高級スーツを着こなし、世界を救う姿はノーラン監督が憧れている007の映画のようだと思った。

時間軸が戻っていく話は「メメント」の進化版のようだと思い楽しんだ。

現在を救うために未来から助けを送るところは、殺人ロボットは出ないもののターミネーターのように感じた。

色々な映画の楽しい部分を抽出し面白い世界観に仕上げる手腕はさすがノーラン監督だと思った。

映画館の大きなスクリーンだとより楽しめる映画だと思った。

ここ数日間本格的なダイエットを始め生活スタイルを変えたせいで映画を観るとすぐに眠ってしまうようになって困っている。

そんな中で、寝る間がなくテンポよく引き込まれる映画を存分に楽しめた。