腸内の炎症はステロイド剤の効果か、このところ落ち着いている。
腹膜播種による腸の圧迫は軽微ではあるが、回数が多くなった。
腸内の痛みは、懐かしい痛みでもある。潰瘍性大腸炎のとき散々味わったものだ。
腹膜播種の方は、眠れないくらい痛くなれば、流石に痛み止めを使いたい。
痛み止めを使うタイミングについては、今度の診察のとき相談してみよう。
今日は、懐かしい友人が帰省を利用して訪ねてくれた。ありがたいことだ。
妻の幼なじみで、自分とは高校の同級生。三人とも合唱部仲間でもある。
妻は自分から積極的に誰かに会いに行くというタイプではないので、積もる話を色々とできて良かったのではないか。
見送るとき、空を見上げると中々の雲か出ていた。
退院後、『鬼平犯科帳』を再び読み始めている。
梅安シリーズは読み終えた。
池波正太郎は、作中人物を腹痛で死なせることが多い。
幼年時代親兄弟をそのような理由で失った形跡はない。
作中の料理に粥もよく出てくるので、腹の調子について、何かしらのこだわりがあるのだろう。
鬼平は、悪人に対して時に苛烈である。そこに惹かれる。