先日来訪してくれたうちの一人、ギターの友人は、学生時代生物を専攻していただけあって、蛙の分布にはうるさかった。曰く、東京にはヒキガエルしかいない(奥多摩とかは別だろうけど)。


 散策の帰り道、車に轢かれた、青ガエルを見かけた。

 鳴いている姿を見る機会は滅多にない。


 ところでうちの近くで鳴いているカエルの音域はA4からC5あたり。周波数でいうと、440〜500mhz前後。因みに440mhzは時報の音である。高過ぎもせず、低過ぎもしない。十中八九アマガエルだろう。

 

 エフェクトのローパスフィルター(高音域をシャットする)をかけたような声で聞きやすい。


 何匹かが交互に鳴いている。最初お互い声を出すタイミングを伺う感じで、調子が合い出すと声の応酬が続く。


 何だかテクノミュージックっぽくて、昨夜はA#とBのリフレインが鳴り響いた。



 蛙の鳴き声を聞きながら湯船に浸かるのも乙なものである。


 俳句にできればと思いつつ、なかなかうまく五七五にはまらない。


 散歩でいつも通らない道を行ってみたら、行き止まり。なんだと思って、田んぼを覗くと割れた卵の殻が。


 大きさからして、鴨か鷺か。無事雛が孵っているといいが。