今日は、ひさびさにリウマチをカミングアウトしました。
その人は、病気になる前、職場復帰後の2回しか会ってないので、すさまじい闘病を知りません。
昔の症状を説明していたとき、なぜかしみじみ感が沸きました。
まず、窓が開けられない、ドアノブが握れない、次に包丁がだめになった、荷物がもてなくなった、傘がさせない、ペットボトルの前で悩む、そしてだんだん起き上がれなくなり、寝たきりとなり。
などなど。
あーー何度思い出しても涙が出る。
そして、慌てふためいて、長年病人の方に相談すると
「大丈夫よ、そのうちお薬が効いてきます。」
本当なの!これが続くんじゃないのかしら!と不安だらけになったものでした。
結局、悪い状況は、合うお薬にめぐり合うとかなり精神的に落ち着きます。
待合室に行っても、病気になったばかりの方が、
「カーディガンが着れないんです、わたしどうしたらいいのでしょう。」と泣いておられました。
周囲の方が、口々に「大丈夫。」と言ってましたが、これは皆さん経験があるからなんですね。わたしもカーディガンを前にして、1時間ぐらい悩んだことがあります。悩んでも着れないのにね。
そしてある程度症状が落ち着いたら、今度は生活の見直し。結局自分の生活は誰も責任を持ってくれません。
もっと言えば、病気にも責任をもってもらえない。
だから、自分で何とかするしかないのです。
これは孤独だった、本当に孤独だった。泣いてばっかりで。暗い、暗すぎる。
でも当時の自分にアドバイスするとしたら、
「もうちょっと楽しく過ごせばいいのに。もちろん悪化はしてるかもしれないけど、自分次第よ。よくリウマチ犬を観察して。」
と言いたい。リウマチ犬がいつ暴れるのか、リウマチ犬が嫌いなものは何か、ぜんぜん関心がなくて、文句ばかり言っていたのは、いま考えても恥ずかしい。
リウマチ犬をよーく観察するとパターンが見えてきます。
何時に悪化するのか?前日に何をした?前日に何を食べた?天気はどう?
それがうまく付き合うコツであり、すべての始まりなのでした。