ふれんちきす


「ヒロシ・・・いいわ・・久しぶりに・・いく~~」リツヨは自分が生理中であることを忘れていた。



大好きなヒロシに愛される悦び、愛する悦びがリツヨの体中に充満していた。



女とはこういうものか。リツヨは女の性を自分自身のからだの中で感じていた。



「リツヨ・・最高だよ・・・俺にはお前が必要だから・・」ヒロシも久しぶりにリツヨを抱く悦びを感じていた。



幼いころから兄弟のように成長し、いつの間にか美しい女に成長したリツヨの魅力は他の女性の誰よりも勝っていた。



「ほんとうは、あまりしたくなかのだけど、リツヨは俺のものを受け入れてくれた。これが愛かもしれない。」ヒロシは少しそう思った。





そう思いながら、その日は3回もリツヨをいじめてしまった。美しいリツヨの顔があのときの表情はなんとも表現ができない、男冥利につきる。



女は好きな男に抱かれたいという欲求と、男は好きな女を腕の中で・・・・自分の欲求を満たしたいとうお互いの気持ちが一致したとき、満ち足りた心になれるのだろう。



シーツには血がついていた。



当然、ヒロシの着けたコンにも血がついていた。



でも、汚いとはお互い思わなかった。




「ヒロシ、なんども聞くけど、私のこと愛してる。」



「当たり前じゃないか、おれにはリツヨお前しかいない。だから、教師になって、リツヨが看護士になったら、結婚しよう。」リツヨはうれしくて涙目になった。



次の日の日曜日は、2人でウインドウショッピングに出かけた。



お互いお金はあまり持っていなかった。でも、2人でいることの時間が貴重なものだった。




お金で買えない唯一のものかもしれない。



夕食をリツヨのアパートでとり、そのあと2回お互いの愛を確かめ、ヒロシはアパートに帰るためリツヨと2人で駅まで歩いていると、後ろからライトバンが近づき、リツヨのすぐそばに止まった。



見知らぬ男が2人降りてきて、ヒロシの頭部をバッドのようなもので殴ろうとした。



ヒロシはとっさに避けようと身をかわしたが、肩と腕に強い痛みを感じて膝をついた。



2人の男は、ヒロシを足蹴りにした。そして、リツヨにクロロホルムを嗅がせ、ライトバンの中へ連れ込んだ。