私は以前、東京でボランティアをしていました

ある日、突然知らされました。

ボランティア仲間の1人が罪を犯して

刑務所に入ったと。

私はがくぜんとしました。

信じられない。信じたくない。認めたくない。

どうして誰か相談に乗ってやれなかったのか

突破的な事だとしても、

理性は効かなかったのか。

このままでは、ボランティア団体が批難される

あそこの団体の人は罪を犯すんじゃないか

という色眼鏡で見られてしまう。

何てことをしてくれたんだ。

私にまで迷惑かけて、

ボランティア活動がやりにくくなる。

驚きが大きすぎて、それしか考えられなかった。



でも、月日が過ぎ、あるテレビを見ました。

ヤクザの奥さん達が、普通の生活をして

普通の服を来て、旦那の帰りを待っている。

出所の日は仲間や奥さん達が集まって、

静かにお出迎えする。

狭い家に帰って来てささやかなお祝いをする。

罪を犯した人もこうやって、

普通に生きているんだ。



いろんな事情があるかもしれないけど、罪は罪、

そう思って軽蔑していた昔の自分がいた。

今は刑務所に入ったボランティアのおじさんに感謝している。

私は罪を犯す人をジャッジしなくなって、

すごく楽になった。