今年の風が

狂い咲きの桜を満開にし

つじつまの合わない

蝶を飛ばし始めた

迎合を目前に

罵りあう

人々のようだ

けっして

手を取り合うことは無い

ゴールは目前なのに

死ね

死んじまえ

まるで道化師の

乱舞に拍手する目くら

たちのように

虚無で不条理な

世界だ

街並みは華燭みたいだ

これから

始まる無意味な

疑問に

私は答えたい

無意味などありえない

すべて

太陽にゆだねよ

春には春の

夏には夏の

秋には秋の

冬には冬の

銀河が存在する

いつの間にか

人知れず

繊細に

変われ行き

それをばジェラシーと呼ぶ

一瞬時の命

いわゆる太陽は

永遠の寿命

我を見てみよ

腹抱えて

泪する

意味づけしている

誰も疑らない

我は我

人は人

一人きりの道のり

昨日よりは今日

今日よりは明日

大事なのは

私って

いつまでの命でしょう

そう思いません?