強くなりたい、と、切に願った時点で、すでに何かが始まっているのかもしれない。


与謝野晶子は、詩や句ってのは苦しんで生み出すものではなく、楽しい作業であるべき、みたいな考えだったんだ。
あの天才、そげなことぬかしよったんですわ。

凡人には、表現者で居続けるのは、やっぱり苦しいよ。

楽しい瞬間なんて殆どない。
殆どないけど、その瞬間の正体がきっと、表現者として解き放たれた自分なんだと思う。
あの瞬間があるから、演劇ってやめられない。んだよなァ。
増やしてかなきゃ。そんな瞬間を。

客を置いてけぼりにして、自分らだけ悦に入ってる内は、絶対わからない感覚だよ。
だって、それはそれで、本人たちは楽しいんでしょうから。
同じ「楽しい」でも、全然違うからね。

あの、客席も舞台も、ピンと張り詰めたかんじや、お客さんの腹からの笑い声や、客席のほうから感じる、集中力。
まァ、やってる最中は殆ど記憶がないんだけどね。でも、確かにそれらを感じる瞬間てのが、あるんだよ。
そうゆう時、すごく楽しくて、演劇をやってきて、ほんとうに良かったと思う。

9月。10月。私はまた、あの場所に帰るんだ。
お客さんと、仲間と、最高の空間を作るんだ!
だから、私はやっぱり、半ベソかいてゲロ吐きながら、稽古を頑張るよ。

おっと、忘れちゃいけない!その前に、8月5日。高円寺アローンで「山田幸子の場合」をやるよ。その日の競演者、すごいよ!
絶対楽しい夜になる!いや、する!


はっきり言って、私の心は、今暗い。
どプライベートな話なのでここには書かないけどね。
伝家の宝刀空元気も、出ないねェ。
空元気って、ある程度元気じゃないとダメだね。

雨も降ってる。
ウチ出たときは晴れてたじゃんか!
今日のわたくし、麦わら&サンダル。最悪!

止まない雨はないよ☆

うん、知ってる。

でもね。
私は、雨が止むのを待ってる場合じゃないんだ。

傘はない。
そんなものいらん。思春期なめんな。
ぐっちゃぐちゃのスッケスケで、走り抜けてやる。

強くなりたい。強くなりたい。
なるんだ。今度こそ。