私が沖縄に転勤してきた当時、私の通う三線教室が稽古を始めて半年が経過した頃でした。元々は夫の職場の転勤族の奥様達6名でスタートした昼の部の三線教室。すでに皆さんそこそこ弾けるようになっているところにたった一人、飛び込んだ私は先輩方に追いつこうと、猛稽古ちょうどその時期にあったNAHAマラソンの打ち上げに三線を披露することになり、「安里屋ゆんた」と「十九の春」を死ぬ気で暗譜。初めて三線を手にしてから僅か一ヶ月で初ステージを踏んだのでした・・・・。
それから2年。そこそこ工工四も読めるようになり、大概の初心者向けの曲は弾き唄えるようになったところで、中だるみ新曲を与えられなければ、次の稽古まで全く三線に触らない時期が続いていた頃、自転車にどっぷりハマリ、ますます三線から遠ざかる生活・・・。そこに降って沸いた今回のリサイタル出演の話はある意味とてもいい刺激になりました
さて、今日はリサイタル前の最後の稽古。一緒に通うT橋さんの他にもうお一人・・・。そう、師匠である長浜先生の唄三線に惚れ込み、毎月一回はるばる埼玉県から稽古に通うW部さんです
彼女は先生が認める三線教室一番の熱心で優秀な生徒わざわざ、埼玉から交通費をかけて稽古に通って来るわけですから、なんちゃってな私とは意気込みが違います昨日と今日、二日続けて一緒に稽古をして頂きましたが、さすが上手い難解な八重山民謡を巧に弾きこなし、また、唄いこなしています

オープニングの「鷲の鳥節(ばしぃぬとぅりぃぶし)」に始まり、「鶴亀節(ちるかみぶし)」「ハシユバ節」を続けて3曲二幕目の始めの「白保節(しらふぶし)」「真謝節(まーじゃぶし)」の2曲を3回ほど稽古して約1時間の稽古は終了しました。
「これだけ弾ければ大丈夫でしょう」先生のお墨付きを頂きましたが、本番はどうなることでしょう当日の衣装は先生のお知り合いにお願いして、琉球絣の着物に髪はカンプー(昔の沖縄の女性が結うアレです・・・)を結って頂く予定三線ももちろんですが、カンプーを結ったリツコも必見です
本番まであと、3日。当日の模様はまた、報告しますね