アスペ夫 転落までのカウントダウン | ダンナ様は無自覚アスペルガー

ダンナ様は無自覚アスペルガー

夫 52歳
大手外資系金融会社 元支店長(長年 単身赴任)
積極奇異型アスペルガー障害
自己愛性パーソナリティ障害
ADHD
未診断です。
離婚調停不成立

前回の続きです

 

泣く泣く引っ越してきた見知らぬ土地。

新設の支店開設に向けて

アスペ夫は今までよりも更に多忙になります。

2歳になったばかりの長男と

毎日二人きり。

夫の帰宅は早くて午前1時。

会社は自宅の目の前のビルです。

横断歩道を渡れば自宅という近さですが

会社に泊まることもしょっちゅうでした。

 

アスペ色満載の長男はやんちゃ盛りで

一瞬たりとも目が離せず

私は子育てに疲れ果てていき

相談できる友人もいないので

精神的に追い込まれていました。

 

支店での成績は幸先がよく

二年ほどは順調でした。

三年目に差し掛かると

私も支店の皆様と仲良くなり

聞こえてくるのはアスペ夫の意味不明な行動の数々。

 

その中でも一番多かったのが

「朝、発言したことを昼には忘れる」でした。

私の耳に届くということは

会社内ではもっともっと酷かったことでしょう。

「忘れる」←ADHDの重症バージョンですね。

 

これは日常会話でもよくあります。

 

昔観た映画、行った相手がコロコロ変わるんです。

ある時はAさんと言ったと、私に言う。

ある時はBさんと言ったことに変わっている。

本人自覚無し。

 

三年目に不協和音が聞こえてきた頃

アスペ夫は支店長試験に合格します。

 

支店長職は野球に例えるなら「監督」

こちらの支店での役職はマネージャーでした(野球に例えるならコーチ)

 

イエスマン以外は全員敵とし

自分の悪口、それが正しい指摘だとしても

オールシャットアウトする脳です。

 

どんなに雑音が聞こえてきても

「どーせオレ、もうすぐ東京行くし」

と、誰の意見も聞きません。

 

支店長職なんて、絶対に無理。

私は思っていましたが、何を言っても無駄な夫です。

新天地での業務が三年と短期間で済んだのは

こちらの支店長のフォローのおかげです。

支店長は私が泣く泣くこの地についてきたのを知っているので

全力でフォローしてくれたのだと思います。

 

そんなことなどつゆ知らず

夫は三年という短期間で

当時の記録で最年少支店長になれた自分に酔いしれ

有頂天です。

「オレ、すごい」

「オレ、天才」

さも、自分一人の努力で勝ち得た栄光のように

天狗になっていました。

(最年少支店長になった自慢は、ここから15年以上にわたり

アスペ夫はしゃべり続けます)

 

支店長として支店を任されるまで

本社勤務(東京)となるため

長男が幼稚園の年少が終わる頃

我々は都内に引っ越してきました。

 

私  31歳

アスペ夫   33歳

 

続きます

 

 

 

 

 

 

 

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