息子がお空に帰った原因は、いまだにはっきりしない。きっとこれから先も。
首に臍の緒を巻いて産まれてきた息子。分娩途中で通れなくて、臍の緒を途中で切ってやっと産まれてきた。だから産院では、死因は「臍帯巻絡」と言われた。
その後の検査で不育症が分かった。
それ以外の流産もあるし、私はこっちが原因だと思ってる。不育症の先生もそう言っている。
でも今通っている不妊🏥の先生方は、不育症だと33週までこんなに順調に育たないと思いますよ、臍帯巻絡が原因だと思いますよ、と。
確かに息子は常に大きめで、33週6日で心臓が止まってしまったけれど、産まれた時は2576gもあった。立派に大きく育ってくれた
不育症が分かってから、後悔しかなかった。
自分を責め続けていた。
違う産院に通っていたら気付いてもらえた?
病院選びから、間違えた?
不育症の検査を妊娠前にしていれば助かった?
そしてアスピリンを飲んでいれば、今頃律希は元気にここにいた?
あの時ああしていれば…とずっと後悔ばかりしていたけど、10ヶ月経ってたどり着いた答えがある。
原因はもう、どちらでもいい。考えても仕方ない。
たとえ違う産院に行ってたとしても
不育症の検査を妊娠前にしていて、それに対しての治療をしてたとしても
薬を飲んでいたとしても
私が何か行動を変えたとしても
きっとこの子の人生は、お腹の中での9ヶ月と決まってた。
私が介入できる領域の話じゃない。
私が何をしてもしなくても、お空に一旦帰ってしまうことは決まってたんだと思う。
短い9ヶ月を過ごすのに、きっと私たち夫婦を選んでくれたんだ。
たった9ヶ月でも、楽しい人生を送れるように。
この2人となら、楽しい時間を過ごせそうだと。そしてお別れしてお空に行って離れ離れになったとしても、ずっと可愛がってくれるパパママだ!って選んでくれたんだと思う。
過去は変えられないから、前に進むよ。
忘れることは絶対にないけど、後悔も自分を責めるのも、最近もうやめた。
その代わりに、今できることを頑張るよ。
これからもたくさん、かわいがるよ。
楽しく生きていくよ。
おまけ