松竹座 七月大歌舞伎 昼の部 | りっつ♡日記

りっつ♡日記

着物と歌舞伎が大好き、
仕事に趣味に全力投球のアラ還女性です。
かなりオリジナルな着物道、歯に衣着せぬ毒舌と言われます(自覚はありません)。よろしくお願いします。

数日経ってしまいましたが
簡単に感想をウインク

星『夏祭浪花鑑』星
名作ガイド本には必ず載ってますね虫めがね
私の持ってる本には  "出色の殺し場"
ですってキョロキョロ

主人公 魚売りの団七が釈放される所から始まります流れ星
「石切」の試し切りされる牢人みたいな
薄ブルーの着物に伸び放題の眉と髪タラー
!?って感じおいで

目の前の床屋でサッパリし
イケメンへ変身した染五郎さんラブラブ
首抜き紋の浴衣姿ですグッ

釈放に力を貸してくれた
玉島家の息子 玉島磯之丞(萬太郎)は
傾城 琴浦(壱太郎)を身請けして勘当の身タラー

琴浦に横恋慕する佐賀右衛門に雇われ
団七に喧嘩を売る徳兵衛(松也)下矢印

{1A0D978D-2D59-43B9-91CA-92144E67CE33}

あれ?こんなにカッコ良かったっけ!?
思わず写真を買っちゃいましたてへぺろ

団七女房お梶(孝太郎)が止め
2人は義兄弟の契りを結びます下矢印

{EC89236B-00E3-4CB7-93B3-787BEE0450D7}
(写真は過去のもの)

次の場は2人が色違いの麻着物で
とっても素敵!
かつて団七縞と呼ばれて大流行したそうラブラブ

老俠客の釣船三婦(=サブ 鴈治郎)も
彫り物のような麻着物が素敵グッ

この舞台は全部が視覚的にオシャレだなぁと思いました下矢印

{B3DB1A57-5708-478E-AC97-E49F9D9452AF}
(写真は過去のもの)

柿色と藍色のコントラスト!
イケメン俠客が揃いでスッと立ってたら
そりゃあカッコいいでしょ〜爆笑

染五郎さんの番附け用写真下矢印
チラリと除く藍色の彫り物もオシャレ虫めがね
今じゃ彫り物はありえないけど
当時はオシャレの一つだったんでしょうOK

{058A5A87-FB20-4082-B1F0-5E34A5557AEA}

最後は泥にまみれた殺人ドクロ

現場の泥田の周りには咲き誇る夕顔の花の絡まる生け垣ひまわり

時はちょうど夏祭りで板塀の向こうを山車の提灯がゆっくりと通って行く祭

凄惨な殺しと
美しい物や明るい日常の対比が凄い!

明と暗星
あゝ 夏の日差しと影なんだなぁギザギザ

冷房の効いた劇場で観てるけど
視覚的には夏!!な感じおいで
見事です拍手
映画だったら監督を絶賛しちゃうわ!

殺しも見栄を多用していて
泥まみれだけど血が少なくてホッタラー

とても完成された作品で
再演を重ねるのも理解出来ますグッ
名作本に出てる勘三郎さんの団七観てみたかったなくるくる
シネマにならないかしらえー

星『二人道成寺』星
今回の感動の一つ!
時蔵さんってこんなに綺麗だった!?

名優だなぁとは認識していましたよおいで
でも容姿は特別に感想を持ったことが無かったてへぺろ
ところが今回は昼夜ともとても美しい!

「夏祭浪花鑑」のお辰は
いつもの時蔵さんだなと思ったけど
白拍子 花子は綺麗だった!!

{F62E63E9-CDBF-4738-A675-E4632AE54ABC}
(写真は過去のもの)

ビジュアル満足ピンクハート
もちろん踊りは一級品ラブラブ

少女が恋して女になっていく‥
まさに恋する想いが伝わるよう唇
目が釘付けでしたラブ

対する白拍子 桜子は孝太郎さんキラキラ

{1DABC75B-C631-40E3-A6EB-320A684DE59A}
(写真は過去のもの)

こちらはだいぶ個性が違って
キリリとした表情星

キツさが若さにみえて
鐘を睨む目も強くて情熱的性格のよう キョロキョロ
違いが楽しかったですOK


とっても見応えある昼の部でしたルンルン