奴道成寺が1番好きでした
『傾城反魂香』
ドモリの設定なんだから仕方ないけど
言葉が聞きづらくて
感情移入出来ない
夫婦の情愛を描いた名作とか言うけど
私にはヒットしなかった
だいたい2回見たけど2回とも
東蔵さんが寝ている
ガクッとなる瞬間を見ましたよ
それだけでも集中力が削がれてしまう
いつもは名優の東蔵さん
今月はどうしちゃったの
体調不良だろうか
逆に心配
菊之助さんのおとくは
綺麗な世話女房でしたよ
吉右衛門さんの又平は
私は好きになれなかった
浅草歌舞伎の時の
巳之助くんの又平の方が好き
必死さ
一本気さが伝わってきて
が伝わってきて死を決意するのも致し方ないと思えた
吉右衛門さんの又平は
何となく恨みや怒りの気配を感じるんだよね〜
嫉妬・恨みは見るのも嫌い
だから共鳴出来ないの
弟弟子の修理之助を演じる錦之助さん
しっかり前髪付きの若者にみえます
上手いですね〜
理解できなくて残念な演目となりました
『帯屋』
丁稚の長吉と信濃屋娘のお半の
2役を演ずる壱太郎くんを楽しむ演目
歌舞伎夜話の時
楽しみにしててって言ってました
って言ってましたまあ嬉しそうに楽しそうに長吉を演じてくれました
主人公の弟 儀兵衛役の染五郎さんと
面白いやり取りをするんだけど
完全に壱太郎くんが回してましたね
まぁ関西弁の台詞だし
どうしたって染五郎さんより言葉に力があるよね
間といいテンポ強弱といい
笑わせてくれました
上手い
かと思うと何とも可憐なお半
存分に魅力を発揮してくれました
信濃屋お半の想い人は
帯屋亭主の長右衛門
中年の叔父さんよ〜
藤十郎さんがお勤めです
声が小さくてね
後ろの方は無理だったと思うの
ガッツリ前の席の観劇で
やっと聞き取れたし
言葉はアレでも内心の表現は滲み出すものがあって
あゝ流石なんだな
と理解しました
と理解しました
親子ですよね
壱太郎くん入れて3世代競演かあ
お幸せですね
『奴道成寺』
いや〜楽しそうに踊りますね
なんて上手いの
やっぱり天才だわ
この演目の道成寺は男子禁制
だから女に化けて入り込みます
正体バレて狂言師と名乗り
じゃ踊りを披露せよ
となります
となります引き抜きでの衣装替え
3つの面を使った踊り
よくドヤ顔と言われますが
私は好きですね〜
ドヤって嬉しそうにすると
って嬉しそうにするとこっちも釣られて笑顔になる
気がつくとニコニコしながら観てる
こんな幸せなことないでしょ
若手が揃う所化さん達も
とっても可愛い
右近くん種之助くん
隼人くん米吉くん などなど
などなど2人1組での踊りも観せてくれます
明るくて楽しくて
良い気分で観劇の夜を締めくくることが出来ました
あゝ今月も楽しかった