この大会には思い入れがある。
4年前の8月に乳がんの告知を受け。
手術前の9月はとにかく術前検査三昧。
例年9月は大会が続く月で、役員だった私は自分のことで落ち込んでる暇なんかなかった。
9月初旬の大会、中旬の大会を終えて9月末にこの秋の県大会の予選がスタート。
この頃には我が子たちにも現状を説明していて、あとは予選が終わったらチームにも私が一時離脱することを伝えるつもりでいた。
例年であれば一次予選で敗退してしまう我がチーム。
長男がミニバスに入ってから、一次予選突破したことは一度もなかったからね。
この一次予選が終わったら11月から始まる冬の県大会予選まで療養できるな、なんて思っていたくらい。
ところが大会当日。
長男が
「絶対に二次予選に連れていくから」
と私に宣言した。
ヘタレ長男にしては強気な発言だな、と思っていたら。
本当に一次予選突破しちゃった。
チーム内は大盛り上がり。
二次予選は10月中旬。
私の手術は10月上旬。
ギリギリ間に合った…危ない危ない!
当初の予定では温存手術後すぐに放射線治療に入る予定だったけど、特に問題ないな🎵と二次予選の引率する気満々でいたのでした。
まさかリンパ転移があって、二次予選が抗がん剤真っ只中になるなんてその時は夢にも思わなかったよね…
そんな告知・手術・抗がん剤治療真っ只中だったこの大会。
翌年は一次予選突破どころか、どんどん勝ち上がって決勝トーナメントの準決勝まで進んだ。
予選の時点ではまだウィッグだった私も決勝トーナメントの頃には腹を括って脱ウィッグ!
なのでその時のチーム写真にはベリーベリーショートヘアの私が写っている。
会場では他チームのお母さんたちに「ずいぶん思いきったねー❗」と驚かれた。
まぁ、そりゃそうよね。
脱ウィッグ時の池江璃花子ちゃん並みのベリーベリーショートだったもの。
彼女は若いし顔も小さいけど、私はその反対。
今思えば勇気あったわ…
時は流れ、コロナ禍の中でのこの大会。
最高学年になった次男坊たちは決して万全の状態ではないけど、運も見方につけて勝ち上がり3年ぶりの決勝トーナメントへと進んだ。
おかげさまで私も再発することなく今ここにいる。
最後の秋の県大会をこうして見ることができて本当に良かった。
来月の決勝トーナメントは全力で応援します‼️
……コロナ対策で声は出せないけどね(^_^;)