昨年度の終わり、リトミックの発表会がありました。

リトミックの発表というのは、発表の軸がブレると生徒さんにとってはとても苦痛を伴います。


今回は今まで疑問に思っていたことや、違和感があったことは一切やめて、生徒さんが思いっきり表現できる場にしようと決めていました。リトミックだからできることかなと思います。


年中さんは知的なことにも触れて発表をしましたが、作り込むことや形を決めてしまうこと、先生主導ではなく、あくまでも音楽が子供を動かすような発表をめざしました。


本番はあっという間^^;


私が本番をじっくり味わうことなく終わってしまいましたが、生徒さんのいつもの姿(本当に自然)でリトミックができました!

いつものように楽しいし、たまに脱走もあるし、お友達の名前のところでお返事しちゃうし、ちっちゃいハプニングは数えきれないくらい。それも含めて全部いい!!

中には、発表会だからお返事する!!って目標を持ってきてる子もいて、お返事できた瞬間はそばに行ってぎゅーってしてあげたくなるくらいでした。

それが今の生徒さんたちのありのまま。自然な姿です。





ただ保護者の方は、どう思われたのかな…とちょっと不安な自分もいました。

発表会のイメージはやはり、きちんと⁈見せることが第一で、失敗したら、失敗しちゃったね、残念だったね…みたいな感じになりますよね。


後日発表会の感想を頂いた時、本当に嬉しい感想をいただきました。

自分の子供がなぜリトミックが好きか、どうしてリトミックのレッスンを心待ちにしているかよくわかりました。

次年度のレッスン時間が遅くなるため、今年度でやめようかなと思っていたけれど、続けたいです。

どうしても都合がつかなくなって辞めることになったけれど、ここでリトミックができて良かったです!

などなど、私が保護者の方への不安を抱いたことが大変申し訳ないくらいのお言葉です。

本当に素敵な保護者さんに出会えて、私は幸せです✨


音楽楽しい✨今日はママだけじゃなくてパパもいる!ばあばもいる!お姉ちゃんもお兄ちゃんもいる!めちゃくちゃ楽しい!!!っていう中で、大好きなリトミックができる幸せを味わって欲しい!その姿を見ていただきたい!!という願いが伝わったのかな。


私の内省がバタバタしておりましたが、子ども達は1年間で自然と身についた事は発揮できたのではないかと思います✨

音楽を聴く耳を育てるのは、継続する事・繰り返す事が大切です。

また人間1人では生きられないように、リトミックでも自分と他人を必ず大切にします。


特に今回の年中・年少さんは、大切な時期にコロナ禍になり、母子分離の時期をずいぶん遅らせました。これは私の感覚なので、そろそろかなって思った時期が遅かったからです。

保護者の方にも協力していただき、お子さんの安心安全を優先させていただきました。


この発表会で講師としての課題や生徒さんの課題がよくわかり、もうはじまっている新年度から心新たに頑張ります!!