カンボジアの首都プノンペンに引っ越して早3ヶ月。
忘れてしまわないうちに、そろそろカンボジアに来てからのことを書いていきたい。
合間合間で趣味の旅行の備忘録を書くとは思いますが。
そもそも何故プノンペンに引っ越したかと言うと、私のパートナーの仕事の関係。
海外での仕事にチャレンジしたか息子が生まれた時から「この子をグローバルに育てる」と決めていた私なのでパートナーがいようがいまいが海外移住が人生計画にあった私には万々歳。
パートナーは言っていた。
「元同僚や友達から、奥さんはいいって言ってるの?奥さんは大丈夫なの?って言われるけど、心配どころか既にクメール語の勉強まで始めて行く気満々と言ったらみんな笑ってたよ」
海外にチャレンジしたいという男性がいても、奥さんが乗り気じゃない人や反対している人、結局単身赴任で行く人、更には残念ながら海外で奥さんが精神的に弱ってしまう人は多いらしい。
それを考えると私ったら何?
ま〜〜〜ったく平気。前向きどころか前のめり。
ということで、お互いの利害が一致したと言っても良いような引っ越しでした。
息子が通うインターナショナルスクールが中途半端に8末スタートだったので、それに合わせてお盆明けに日本を発ちました。
ちなみに、この時点で息子はどこの学校からも100%の入学許可は貰っていません。
入学までの経緯を話すと・・・。
プノンペン行きを決めたのは2016年の5月。
「プノンペン インターナショナルスクール」「phnom pech international school」とググって色々調べ出しました。インターとは名ばかりのインターまがいのものも入れたら結構数があるけど、有名どころ、子女がいくような上位の中から、めぼしいものを5校絞り、学校にコンタクトを取り出しました。
ちょうど、毎年1ヶ月、フィリピンの英語学校に入れていたのでその年はプノンペンのインターのサマースクールに入れよう!と決め、サマースクールの日程と安めのフライトや日本での予定の都合、あとはコンタクトを取った時のフィーリングを鑑みて決めました。
サマースクールの様子はこちら→息子を海外のインターのサマースクールに通わせてみた。
サマースクールは6月、日本の学校は5週間お休みし、サマースクールが始まる4日前にプノンペン入りをし、街の見学や学校訪問のアポを取っていた候補の学校を2日に分けて見て回りました。
その様子はこちら→子供の学校選びは難しい。インター選びは更に難しい。
サマースクールでは英語は良くわからないことがたくさんだったものの友達もでき、毎日楽しかったようで息子自ら「俺、ここに通いたい。」と言いました。その前向きな気持ちはなるべく考慮したい。
サマースクールが終わり、日本に帰国して7月末頃の時点では、ファイナンシャルな理由、子供の希望、生活圏内のアクセシビリティ、教育の質、入学許可のハードルなどを色々考え2校に絞りました。
その2校のうちの1校「Ican」は、授業料も比較的手頃で、こじんまりしているけど国籍の割合にもこだわりなるべくグローバルな環境を作っている学校だったので親の私の第一希望だったのですが、「英語ができないと難しいかもしれない。実際に入学する時点での応募の人数やその時の息子さんの英語力にもよるので現時点では1年後の事は約束できない」と言われてました。やはり小学生高学年ともなると英語ができないと勉強がついていけない可能性もあるし、となるとゆくゆくは学校自体のレーティングにも影響してくるから、そりゃ学校としてはネガティブだ。実際、シンガポールや香港なんかじゃこんなことも当たり前。
幼児、低学年児なら遊びながら英語を学んでいくから〜とまだ悠長に構えてられるけど、高学年はそうは行きませんね。涙
一方、もう1校の「Canadian」。安くはないけど、一番高額な学校に比べると約100万弱ほどの差がありなんとか許容範囲。私からのメールの対応も常時校長が応対してくれていたのも良かったし、何よりサマースクール終わりにも来年待ってるわよ!って言ってくれてた。
そんなこんなで定期的に連絡を取り続け、(子供を行かせたい!という気持ちを親が見せることも海外の学校では大事!)最終的に、私がすごく好意をを持ち、息子自ら行きたいと言ったCanadianにして、なるべく提出物やら諸々の準備は早め早め!という事でこの年の11月、12月あたりには入学願書などなど書類を出しはじめていました。なんせ8末からの学校の授業料の早割受付締め切りは3末ですし。ドルが強い昨今で10%引きは大きかった。
ただ、いくらWelcomeと言ってくれていても面接は絶対に受ける必要がある。でも面接のためだけに旅費をは使えない。だから提出すべき書類や払うべきお金は払っておくのでプノンペンに引っ越してすぐの新学期始まる前に時間を取って欲しいとお願いしました。
こちらはあっさりOK!
直前に面接して、子供の入学の準備とか、、、大丈夫なの?日本の学校だったらなかなか大変な事だけど、こっちは慣れてるのかな。インターなんて転勤で人の流動も早いし。
という事で、息子の小学校6年生の1学期終了して、夏休み友達とたくさん遊び、面談の日に合わせて日本を旅立ちました。
面談の日は、さすがに息子緊張してた。「俺は大丈夫、絶対受かる」と何度も唱えてました。あと、だいたい聞かれるであろうことや自分の自己紹介を何度も繰り返し言ってました。
この時点で、いくら校長が待ってるわと言ってくれてても「入学についてよっぽどのことがあればお金は返金します」と事務員が定型的に言ってたからね。
受付のホールで面接の順番を待っていると、息子を面談する先生が近寄ってきて英語を話し出した瞬間、めちゃ早口!!!
息子、失笑。終わった〜〜〜がーんって思ってたそうです。
面接が終わって戻ってきた息子、少しうなだれていました。笑
「隣の子の面接の先生の言ってる事は理解できたのに、俺の面談の先生早口すぎて英語が難しくてちゃんと答えれなかった。」「それに、自己紹介してくれとか言われなかった。覚えて言ったものが全く役に立たなかった」と。
一瞬、入学はとりあえず大丈夫だと信じ、まさかG6のレベルでは無理だからG5スタートになるのでは?とドキドキしながら結果を待つこと約1時間。私の好きな校長がやってきて「大丈夫よ!安心して!G6!この子は大丈夫!」と言ってくれ祝入学おめでとうの運びとなりました〜。
本当に素敵な校長。
少し校長と談笑したのち、制服のサイズを合わせ(それもほんと、その辺で着替えるっていう・・・雑!)
お金を払って自宅に戻りました。
その2日後、息子の新しい学校生活がスタートしました。
続く・・・。