うらやましい、と思うことは、私にはほとんどないから、あえて書いてみようかな、と思った。
羨ましい、と、最近いつ思ったかな。
本当に、思い出せない。
*
私は、完璧とは程遠く、
まだまだ道半ばの生意気な人間で、
そう、人間で。
昔、むかし、
そういえば 兄が、僕は亀になりたい、と言っていた
なぜだろう、と考えてみる。
私の知る兄は、
感受性が豊かで、きっと、豊かすぎるくらい豊かで
サービス精神旺盛で、
子どもの頃から素晴らしいものをキャッチしたり、
自ら、創りあげたり、
その才能は、妹の私からはきっと近いところで常に見えていて、誰よりも感じとっていたように思う。
絵も、もちろん。
ピアノも本当に美しい音色で、
耳で聴いた曲をそのままピアノで弾ける人だった。
不思議と、本はあまり読まなかった。
うちには、素晴らしい本が溢れていたというのに、
なぜか。
*
亀🐢
*
ガラパゴス諸島に行ったときに
独自の進化を遂げた大きな陸亀たち、
そして、あの、表現しようがないけれど、
何とか言葉にするなら、
透き通った海のなかを、雄大に泳ぐ海亀さん。
ああ、心底格好良くて、
私は憧れた。
あの、雄大な海亀さん
悠々と、自分の海を泳いでいた…
*
私、亀になりたい気持ちはわからない。。
*
兄は、そのままでとても素晴らしかったから。
*
敢えて、
あえて、
うらやましいことを探してみた。
*
私は、兄の弾くピアノの音色がとても好きで、
そんな兄が、誇りで、
羨ましかった。
「いい奴から、先に死んでく」
Porco Rosso
紅の豚
