今日はマイケル・シェンカーとグラハム・ボネット・バンドのカップリングツアーを見に、中野サンプラザへ行ってまいりました。
まだ日程が残っているので具体的な内容と曲名は伏せますが、もう感動・感激の嵐で涙と鼻水がちょちょぎれっぱなしでした。
グラハム・ボネットは、まさにグラハム・ボネット以外の何者でもなく、あの声を聴いた瞬間に私の暗黒の青春時代が蘇り、視界が涙で滲んだのでありました。グラハムの声は十代の頃から聴きまくり、耳にタコが出来てしまい、次は耳にイカが出来るんじゃないかという程でしたからね。
そして結構なおじいちゃんだとは思えない程に声も出ていて、本気でこの人はバケモンなんじゃないかと思いました。もしポケモンだったら子供達から人気も出るかも知れません。
何にせよ、もうこれだけでも行った甲斐があったってもんであります。
で、お次はマイケル・シェンカー。
もう圧巻としか言いようのない圧倒的なパフォーマンスを見せつけられてしまいました…。
シェンカーのギターを聴いていると、もはや人智を超越した異次元の世界から送られてくるメロディを、ギターを通して紡ぎ出しているとしか思えませんでした。
天才を“悪魔に魂を売って才能を手に入れた”と称する事がありますが、あのギターを生で聴いたらそれもさもありなんですね。
シェンカーのフレーズはシンプルなので、誰でも練習すれば同じようになぞる事は可能です。
しかしそれを“無”から生み出せるのか、それを弾いて人の心を熱くする事が出来るのか。
凡百のプレーヤーとの違いはそこにあり、それは想像を絶する程の圧倒的な差があるのだと痛感した次第であります。
また超ロングソロがある某曲で、そのソロの興奮が頂点に達する瞬間に、近くにいた女性が悲鳴にも近い感嘆の声を上げていました。私も涙が出そうなくらいそのソロには感動したので、その女性の気持ちは痛いほど分かりましたね(涙)。
ロック・レジェンドとロック・アンセムの威力を、まざまざと体感できたライブでした。次も見に行きたいと思います。
因みに私の次のライブ参戦予定は、松田聖子さんです(実話)。
MS(マイケル・シェンカー)からの、MS(松田聖子)です。
それが言いたかっただけです。