私の10代の頃からのギター・ヒーロー、ウリ・ロートのライブは大盛り上がりで終了しました。
場所はあの中野サンプラザ。
「SCORPIONS 40th ANNIVERSARY TOUR OF JAPAN 2015」と銘打った通り、ほぼスコーピオンズの曲のみのライブでした。
内容は2時間半を超える大熱演。しかも私はウリのまん前、8列目という絶好のポジションだったため涙腺緩みっぱなしでした(涙)。
今回は他のメンバーも若く、エネルギッシュな演奏を聴く事ができました。そしてそれに吊られるかの様に、ウリの演奏とパフォーマンスもノリノリだったのが印象的です。
1978年のスコーピオンズの初来日の時もこんな感じだったのだろうな…、と何度も胸が熱くなりました。
そして7年ぶりに聴くスカイ・ギターの音にも悶絶しっぱなしでした(´Д` )。手元のコントロール類だけでありとあらゆる音色を自由自在に操る。そこから奏でられる旋律はまるで生き物の様に天空へと飛翔します。ショボいストラト的なトーンからバイオリンの如くむせび泣くトーンまで、まさにシームレス、変幻自在!
因みにアンプはマーシャルの1959(⁉︎)とブラックスターのヘッドの組み合わせでした。
そしてギターは3人(‼︎)いたのですが、これはライブが進むにつれその真価が分かりました。その真価とはギターソロでのハーモニーにありました。3人によるギターハーモニーはそれはそれは美しいものであり、圧巻という他はありませんでした。それはまさにスコーピオンズ時代にウリがやりたくても出来なかった事で、その理想が40年の歳月を経てついに具現化されたのだと思います。
また印象的だったのが、ウリが客席とホールを何度も感慨深げに見ていた事です。
これはスコーピオンズの初来日時に、このサンプラザでレコーディングされたライブアルバムが発売されているのと、サンプラザは東京オリンピックを目処に解体される事が決まっているからでしょう。これには私も目頭が熱くなってしまいました(それにしても今日は何回泣きそうになっているんだか…)。
今日は音楽の持つ偉大なる力を感じる事ができました。
音楽と楽器の音とは作者と演奏者の生命力・波長であり、そのエネルギーが自分に共鳴した時に人は生きるエネルギーを得る。それが感動というものの正体なのではないか。そんな事をウリのライブに行く度に感じます。
THANK YOU,ULI JON ROTH!!
また日本に来てください!
いつまででも待っています☆