衝撃の抜歯 | フランスなんでも日記

フランスなんでも日記

フランスでの生活における日々徒然。文化、食べ物、フランス語学習、猫ネタなど。

↓猫の歯周病について書いてきましたが、なんと衝撃の展開が。



クリスマス、年末と抗生物質のダメージでとても苦しそうでもう抗生物質はやめて炎症を抑える薬でなんとかしようとしていたところ。

引っ越ししたので現地の知り合いから教えてもらった獣医さんへ。前の獣医さんにもらった薬を手に相談しようと準備万端な私。

獣医さんは優しそうなおじさま。家人と一分ほどヒヤリング。相変わらず私は半分くらいしか解らず(汗)

そして歯を診てもらったあと早口で会話があったあと(Ce n'est pas possible=あり得へん!以外何もわからんかった~)我が猫ちんはケージに入れられて他の部屋に連れて行かれた。


何するニャ!



訳がわからない私。家人に聞く。

「歯、抜くってさ」

??
なんとな?2年近く高齢麻酔はリスクで抜かずに抗生物質打ち続けたのに?

「…だって、麻酔は?」(私)

「麻酔なしだと」(家人)

?!
なんでお医者さんに抵抗しないのか顔で訴える私を見ないように、獣医さんの猫に話しかける家人。

家人も動揺してるようだ…ガーン

そして2、3分後おじさま獣医さんがヨロヨロした猫ちゃんと帰ってきた。

私の顔が明らかにショック状態で、

「ま、麻酔無しで大丈夫なんですかっっ」

と聞くと、

「Il y n'a pas de choix(選択肢他にないから!と断言)大丈夫大丈夫。歯は抜いたから良くなるよ」

とティッシュに包まれた半分なくなってしまった小さな歯を見せるドクタームッシュー。

さ、さ、じゃ終わり、受付行ってね。

と云われても受付でケージの猫ちんにかぶりついてる私にムッシューが苦笑いしながら、

「君の方が猫よりもショック受けてるね」

確かに本猫は弱ってるが普通だ… 思わず笑ってしまう私ニヤニヤ

その後5日間用事で留守にするので更に心配したけど元気になったみたいだ。

今までの抗生物質の注射何だったのか… 

実は注射してた獣医さんが私はあまり好きではなかった。一回目は歯を診たけれどその後は行くたびに症状を聞くだけで、あ、注射ね、チュ!みたいな感じで5分で終わっていた。大人の事情で他を当たらなかったけれど、今回やっぱり直感に従うべきだったと後悔。紹介してくれた知り合いは4匹の猫の飼い主さん、ラッキーだった。

歯が弱ってて抜きやすかったのかもだけど、確実にこの獣医さんの腕はよかったみたいだ。秒速の判断。

ご飯もうんちも快調ですニャ


これだけでも引っ越してよかった… 

計画してない絶妙のタイミングで物事が起こることがある。と感じた出来事でした。

これから残った歯を二の舞いにならないよう磨こうかな…無理だろうな…

口開けるもんか