スタートエリアのDodgersスタジアムに着いた頃
既に気温は70度近くになっていた。(21℃近く)
予報通り暑いんだろうなと思いつつ準備開始。
いつも通りのスタート前に飲む栄養ドリンクの用意の他
暑さ対策の為に彼が作ってくれたスポーツドリンクでいつも以上に水分補給。
トイレは2回は行った。
でも風が少しあったから、これで体が冷えたら馬鹿馬鹿しいと
100円ショップで買ったポンチョを着てみた。
これがなかなか優秀。
一緒にトレーニングしていた友達は携帯を持っていなかったのか連絡がつかず
会いたかった友達夫婦のシャトルバスが遅れていたため、こちらも会えず。
少し心細い中彼に電話。
既にテンション高い彼の声を聞いて安心した後
予定通りコーラルBの入り口に6時15分前後に入る。
コーラルの中にはウォームアップ出来るスペースがあって
皆さん割と激しく走ったりしている姿も見かけたけれど
私は予定通り軽いウォームアップとストレッチのみ。
この気温で正直無駄な汗はかきたくない。
彼に借りたネックバンドに水をかけて
彼が用意してくれたスポンジに水を含ませベルトにつけて
彼が手作りしてくれたペース表を手首に巻く。
スタジアムに持ち込んだ手荷物の全ては
彼が用意してくれたり、こうした方がいいよ!って言ってくれたものばかり。
この時点で緊張がなくなる。
私は本番に強い。
だから大丈夫。
って彼が言ってくれている気がした。
スタートから約30秒遅れで私もスタート。
やっぱり最初は大混雑。
最初の4マイルは基本的に下り坂だから
絶対取り返せるのは分かっていたし
ここは焦らず流れに任せて、無理に抜いたりはしない。
LAマラソンのコースは
前半はアップダウンの激しいコースが続き
後半は20マイル地点のVA以外は比較的下りが多い。
でもこの日は後半には気温が大きく上がることは予想出来ていたから
前半に貯金は作っておきたかった。
だから基本下りの最初の4マイルは
心拍数が上がらない程度まで割と速めに突っ込むことにした。
それでも周りにはどんどん抜かれる。
逆にダウンタウンの上り坂は殆どの人を抜くことに。
上りが割と得意な私。
でも最初の上りは頑張りすぎないと彼と約束していたから
心拍数が上がらない程度までスピードを落としたんだけど...
皆さん下りを頑張り過ぎたのか、周りのペースがいっきに落ちる。
その後はペースの立て直し。
ローリングが続くSilver Lake、Hollywoodはひたすら同じペースを維持。
正直練習ではもっともっと速いペースで走っていたから割と楽。
段々楽しくなってくる。
気温のせいか、スタートがいつもより30分早くなったからか
去年より応援の数が少なく感じたけれど、気分は良かった。
ちなみに、暑くなる前から給水ステーションでは
必ずスポーツドリンクを貰い、水は頭と首にかけていた。
そのせいで、自分がどれだけ汗をかいているのかが微妙に分からず。
私はびしょ濡れの気分だったけれど
彼と会った15マイルの地点では私の髪の毛はサラサラだったらしい。
まーそれだけもう暑かったんだな。
それまで割と日陰&向かい風のお陰で涼しかったものの
ペーサーをしてくれた彼と会った15マイル辺りで本格的に気温が上がりだす。
正直その後から段々苦しくなった。
やっぱり気温の影響は凄い。想像以上に汗をかいていたのだろう。
脹脛、太もも、と次々に痛みが始まる。
彼と会う前に塩もジェルも飲んでいたのに。
脹脛が痙攣に近い状態になってきて、最初のロキソニンを飲む。
VAへ行く前のBeverly Hillsの軽い上りで少しペースが落ちるものの
ペーサーの彼のお陰でなんとかペースを維持。
20マイルにあるVAからはひたすら耐える。
多分1人で走っていたら精神的に辛くて確実にペースダウンしてたと思う。
でも彼に前半作った貯金が4分ある!って言われてたので
焦らずなんとか維持に徹底。
実はVAからゴールまでのコースは
彼と何度か練習で走ったことがあったから
VAの坂は想像よりはきつくなく。
まーせっかくVAまで応援に駆けつけてくれた友達と
全く話せないほど疲れてはいたけれど。
そしてやっと毎日毎日毎日走っているSan Vicenteに到着。
ここは気温とか関係なく、すっごい数の応援。
走り慣れた道はいつも以上に苦しく感じたけれど
もうすぐ応援に来てくれている友達に会える!と嬉しくて
少しフォームを直して走る。22マイル。
LAマラソンの最後の3マイルは下り坂。
その下りが始まる少し手前で両足の脹脛が痙攣し始める。
とっさに止まってもう何個目か分からない塩と3個目のロキソニンを飲む。
私、こんなに痛み止め飲んで大丈夫か?とふと心配になる。笑
その後ペースを持ち直し走った所で
必死に応援してくれている可愛い友達夫婦を発見。
相変わらず今日もお洒落だなぁと思いつつ
「暑い中有難う」って言いたかったのに、ここでも無言で通過。
かろうじて手だけふれたけど。
でもこの友達の応援で貰ったパワーは凄かった。
そこから下りだったことも手伝って
それまで落ちていたペースがレースペースより速いペースに戻る。
隣で走る彼もひたすらポジティブな声をかけてくれて。
でも最後くらいは1人で頑張らなくちゃ
と彼とは25マイルマークでお別れ。
10マイル付き合ってくれて本当に本当に有難う。
最後の1.2マイルはもう無我夢中だった。
苦しかったし、体中痛かったし
でも必死で応援してくれた彼や友達のことを考えると
ここで諦めたら会わす顔がない!!!って思えて、もうそれはそれは必死だった。
幸い、周りに女性ランナーがいなかったせいか
唯一の女子として、周りから沢山の応援をもらう。
皆からいっぱいいっぱいパワーを貰って
最後のOceanのストレートはゴールまでどんどん周りを抜き
逆に1人にも抜かされることなくゴール。
タイム、3時間27分10秒。
全体の622位。
女性全体の102位。
私の年齢グループの15位。
何より、目標のボストンのタイムを達成。
ゴールした時、嬉しいより何より
早く彼にそのことを伝えたくて、携帯携帯って思ったんだけど
まー体が辛くてヨロヨロしてたら、今回もMedicalに見つかる。笑
(彼はちゃんとアプリを使ってたので私のタイムは知ってたのにね)
今まで走ったマラソンは悔し涙しかなかった。
今回は勿論嬉しかったんだけれど
なんていうか...実力で走ったというよりは
彼を始め、皆の力を借りて走ったっていう意識が強すぎた。
だからなんだかよく分からず、呼吸が落ち着いたらとりあえず泣いた。
このマラソン。
私が頑張ったというよりは
私は人に恵まれている、というのを改めて認識したレースになった。
ボランティアの方々、応援に来てくれた方々
暑い中本当に本当にお疲れ様でした。
彼には本当に感謝と愛情の気持ちしかない。
今はまだ、人間失格の状態の日々だけど←本気で。笑
元気になったらしっかりサポートするからね!
2週間後は彼のハーフアイアンマンです。


