この空の六弦で
どんな音楽を奏でますか?
私は空を見上げるとき、
たくさんのまばたきの中の一つに
必ず海を映します。
昔、空と海は
ひとつだった。
きっと
空は海に恋してると思うんです。
もちろん、
海も空に恋してる。
その愛の間っこで
アイスを食べてる私は、
間違いなく
やさしい空気に溶けている。
生きてる限り
何があっても
どうにかして生きてしまう私を
許してくれるのは、
地球という青い“涙”です。
「泣いてゐるものは青かり
この星もきつとおほきな涙であらう」
笹井宏之