直線12個集めたら、一つできたよ角砂糖 | a tiniest hope

a tiniest hope

ちっぽけな希望の話


「刈り終えた田んぼを焼くにおいが好き」

貴女がそう言ってくれたから
私は収穫祭のあと、
田んぼに火をいれて
煤けながら
焦げくさい空気を思いきり吸い込んだ。

そしたら
とても幸せな気分になったんだ。







生きてる。

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貴女のお母さんが
同じにおいを愛していたこと。
貴女がそのことを
愛しく想うこと。

愛はいつも惜しみない。
親から娘へ。
娘から友へ。
愛は、どこまでも
無限に伝わってゆく。



稲のいのちの果て、
その切り口から立ちのぼる煙は
田の神さまが
天へ還る梯子だったのかもしれないね。

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焼け焦げた田んぼに水が充ちたら
空が降りてきた。

神さまは
常に
うつろう。

季節は移ろう。