日本人は歯への意識が低い？アメリカ人が勧めるオーラルケア4つ

前橋市リタ歯科クリニックの歯科衛生士高橋です。

今日もリタ歯科のブログを読んでくださりありがとうございます

 体の病気予防には熱心でも、「歯の病気は治療すればいい」という考えが根強いと言われる日本。

「歯みがきはもちろん毎日やっているけど、キーンという音が嫌で何年も歯医者さんに行ってない」なんて人も多いようです

この“歯の病気は治療するもの”という風習は日本独特のようで、パナソニックが30～50代の日米ビジネスマンに「歯とオーラルケアに関する意識調査」を行ったところ、アメリカでは“歯の病気は予防するもの”という意識が強かったそうです。

今回はこの調査をもとに、日本より虫歯の少ないアメリカ人が勧めるオーラルケアをご紹介します。 

皆さんは歯に対するケアに年間いくらかけていますか？　今回の調査で日本は平均約6,000円ですが、アメリカは平均約36,000円と判明しました。さらに、アメリカでは4人に1人が虫歯経験ゼロなのに対し、日本はたったの20人に1人！　一体何が違うのでしょうか。

「歯やお口の中の健康を保つために虫歯などのトラブルがなくても、歯医者に行く習慣があるか」の問いに対して、アメリカでは76％が「はい」と回答しましたが、日本はたったの36％でした。

アメリカでは虫歯になったら行くところではなく、“予防のために”行く場所なんですね。この考え、日本ではまだまだ薄いようです。

そんな予防熱心なアメリカ人はオーラルケアグッズの使用率も高く、

1位・・・マウスウォッシュ（79％）

2位・・・歯間清掃器具（75％）

3位・・・電動歯ブラシ（42％）

という結果になったそうです

マウスウォッシュは口の中をさっぱりさせ、歯みがきと併用すれば歯肉炎予防などの効果も期待できます。簡単ですし、すぐに始めやすいのが嬉しいですね。歯間清掃器具は、歯間ブラシやフロス、糸ようじなど。これらの使い方は歯科医院で正しい使用方法を教えてくれます

（↑画像は市販されているオーラルケア用品の一例）

 日本人の歯は「よく言えばナチュラル、悪く言えば歯並びがガタガタでケアが行き届いていない」などと表現されます。

確かに外国の方のきれいに並んだ真っ白な歯は魅力的ですが、きちんとケアをしていて、むし歯や口臭がない、つやのある歯は生涯の財産になるのではないでしょうか