自分が悪いことをしたときに、正直に申し出る勇気。今日、ある話を聞いて、以前受け持ったあるお子さんのことを思い出しました。
こんばんは。
怒りで後悔しない!
感情バランスアドバイザー、りたです。
おそらく多くの人が、子供の頃、正直であることの大切さを教わって育ってくると思います。
ところが、成長のある段階で、「正直者は馬鹿を見る」とか「嘘も方便」などという言葉を覚え、正直であることの価値が薄れていくことがあります。
もちろん、私もその過程を通ってきたわけですから、どんなタイミングでも正直であれとか、そういうことを言うつもりはありません。
しかし私が思い出すお子さんは、その部分に関しては特化して正直者でした。
その子は、いわゆる絵に描いたような「いい子」ではありません。
友だちともよくトラブルを起こしましたし、先生とももめたことがありましたし、納得いかないことはとことん受け付けず、気分の浮き沈みの激しいところもありました。
でもある日。
遊びのルールを守らなかった子がいるとして、集団で指導をする場面がありました。
私たちがそれぞれグループごとに「ルール違反をした覚えのある人」を聞いたのですが、
世の中の一般的なパターンだと、まず誰も名乗り出ません。
でも、その子は手をあげたんです。
他にもひとり、その子につられるように手をあげました。
その子は、こう言いました。
「ルール違反をした、はっきりした記憶はないけど、ほとんど毎日そこで遊んでいるから、多分自分もしていたと思う。」
私は、信じられない気持ちでした。
確信がないのに、悪いことしたかもと手をあげられる子がいるなんて!
心から
「正直に言ってくれてありがとう」
という言葉が出ました。
大人でも難しいことを、彼は当たり前のことのように、やってのけました。
もちろん、そんな姿を前にして、感情的に怒るわけもありません。
二度としないでほしいという話、他の子でしていたら、止めてほしいとお願いをし、周りの子達にも同じように話をしました。
私たちは信頼、という言葉を簡単に使いますが、簡単なことではありません。
私が彼らなら何かしら反応してくれると信じたこと、彼らが私なら理不尽に怒ることはないだろうと信じたこと。これらの積み重ねだったのではないかと思っています。
アンガーマネジメントは、こんな風に日常的に信頼関係を築く上でもとても役に立ちます。
ぜひ、講座を受けたり本を手に取ったりしてみてくださいね♪