診察と薬の処方が終わると、ちょうど学校の最終下校の時間だった。
まだ担任の先生と話せていないので、比較的静かな喫茶店に入って学校に電話してみる。

先生を捕まえるのは、毎度至難の技。
今回も15分後に、20分後に、20分後にと言われてようやく捕獲。

その前に、待っている20分の間にカウンセラーの先生にも電話する。
「息子と先週話していただいたようで…」
とお礼を言おうとしたら、
「え?来てませんよ?」
って…。
すいません、こういうのは日常茶飯事なんです。
誰と話したんだ?息子。

気を取り直して、療育の相談をする。
息子は重度ではないし、勉強に激しく支障があるわけではないので、
病院の療育よりも塾のような所のほうが良いだろうとの見解。

息子に有効なのは、「ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)」と、「感覚統合療法」だろうとのこと。

SSTは、忘れ物や生活を円滑に送るために有効らしい。
文字通り、ソーシャル・スキルを身につける訓練。
感覚統合療法は、不器用さのための訓練。

これらは家でもできるので、本を読んでやってみるのも良いかもとのことでした。

そして担任の先生とようやく話せる。