夏空 | 雲と空

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

  

     夏空が底まで碧い

     ひるがえる鳥の孤独の鳴声さえも

 

 

       蔵書を全て

       処分した

 

       棄てた言葉

       失った文字

 

       からっぽの書棚が

       寂しげに残った

 

       身軽さは書籍より

       重々しく

 

       わたしはこうして

       老いを纏っていく

       のだろうか